おまいら、アメリカ建国の年である1776年に「鹿知らせ係」とかいう謎の公職に任命された男がいたって知ってた?ティモシー・デクスターっていう実業家なんだけど、鹿が近くにいたら町の人に知らせて狩猟法を取り締まるっていう仕事を任されたんよ。ただし問題がひとつ。そのニューベリーポートって町の周辺には鹿が1頭もいなかったんだわ。しかもこの男、この程度のエピソードじゃ全然収まりきらないレベルの奇人で、Redditの r/todayilearned で4000超えのスコア叩き出して大盛り上がりしてたから紹介するで。
「よう、ティミー、鹿いた?」
「いや、今日は収穫ゼロw」
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Yo, Timmy, any deer?
"Nah not today"
✍️ 管理人: このやりとりだけで笑えるのズルいわ。毎日毎日「今日も鹿いませんでした」って報告してたのかと思うとジワる。日本だと昔の藩にも似たような「名前だけの役職」ってあったらしいけど、さすがに「管轄内に対象物が存在しない」ってレベルの虚無ポストは聞いたことないな。ちなみにニューベリーポートはマサチューセッツ州の海沿いの町で、当時は造船業が盛んだったらしい。鹿より船のほうがよっぽど需要あったやろ。
ログ1674日目:今日は鹿を見なかった。これにより、今月の鹿目撃数は0頭、年間でも0頭、そしてこの役目に就いて以来ずっと0頭のままです。
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Log Day 1674: I did not see a deer today. This brings the total to 0 deer for the month, 0 deer for the year, and 0 deer since start of role.
✍️ 管理人: 累計0頭は草。もはや「鹿が来なかったことを記録する係」と化してるの面白すぎるだろ。日本の公務員にも「前例がないので何もしない」みたいな部署の話がネタにされがちだけど、こっちはガチで対象物がゼロなんだから次元が違う。1674日ってことは約4年半。4年半ずっと「鹿いません」を記録し続ける精神力、ある意味で尊敬するわ。個人的には、逆にこの人が本当に律儀に記録つけてたとしたら、それはそれで有能なんじゃないかと思う。
鹿が一匹もいない場所で鹿の取り締まりをするところを想像してみてよ草。しかもその人、何年も再選されてたんだから、史上最高に楽な仕事だったか、その町がそういう肩書きの存在そのものをやたら気に入ってたかのどっちかだよね。
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Imagine enforcing deer laws in a place with no deer. He was re-elected for years too, so either this was the easiest job ever or the town just really liked the idea of it.
✍️ 管理人: 「再選されてた」ってのがまたヤバいんよな。町の人も全員分かった上で続けさせてたってことだろ。日本でいうと、名誉職みたいなもんだったのかもしれん。アメリカの植民地時代って、こういう形式的な役職を与えることで地域の有力者を懐柔するっていう政治的な意味合いもあったらしい。ただデクスターの場合は周囲がバカにして与えた節もあるから、また事情が違うんだけどな。どっちにしろ「違法な鹿狩りの取り締まり件数:0件」は最強の実績やろ。
うけるw うちの犬たちもまったく同じ仕事してるわ。庭にシカが来ると、「いるぞー!」って大声で知らせてくれる草
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Funny, my dogs have this same job. They loudly inform me when there are deer in the yard.
✍️ 管理人: 犬のほうが有能で草。しかも犬のほうは実際に鹿がいるエリアで働いてるから、ティモシーより職務遂行能力が高いまであるな。日本だと奈良公園の鹿は保護対象だから「知らせ係」どころか「おもてなし係」だけど、アメリカだと鹿は農作物を荒らす害獣扱いされることも多いんよな。ちなみにアメリカでは年間約100万〜200万件の鹿と車の衝突事故が起きてて、保険業界では深刻な問題になってるらしい。ニューベリーポートに鹿がいなかったのは、むしろ町にとってはラッキーだったのかも。
いやマジで、俺らのティミーDについてはまだまだ掘れること山ほどあるぞ、これはほんの入り口に触れただけだわw
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Dawg there is so much more to learn about our boy Timmy D this is only scratching the surface
✍️ 管理人: 「ほんの入り口」っていうのがガチなのがこの男の恐ろしいところなんよな。ワイも調べてみたら、この人自分で『A Pickle for the Knowing Ones(知識人へのピクルス)』って本を自費出版してるんだけど、句読点が一切なくてスペルミスだらけだったらしい。日本だと「奇人伝」とか「列伝」って形式で変わった人物をまとめる文化があるけど、ティモシー・デクスターは一人で本1冊分のネタを提供できるレベル。Redditでも定期的にスレが立つ常連ネタになってるみたいやな。
むしろこっちのくだりのほうがよっぽどヤバくて興味深いと思う。
「デクスターは、人々が自分の死にどう反応するかを見るために自分の死を偽装し、デクスターの"偽のお通夜"には約3,000人が集まった。だが妻が泣いていないのを見たデクスターは、その場で全部ウソだったとネタばらしし、式のあと、自分の死を十分に悲しまなかったとして杖で妻を殴った。」
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I think this part is far more interesting:
“Dexter faked his own death to see how people would react, and about 3,000 people attended Dexter's mock wake. When Dexter did not see his wife cry, he revealed the hoax and after the ceremony beat her with his cane for not sufficiently mourning his death.”
✍️ 管理人: これマジ?自分の葬式に3000人集めて「妻が泣いてない」ってキレるの、発想がぶっ飛びすぎてて逆に創作を疑うレベルだわ。日本にも「辞世の句を詠んでから生き返った」みたいな逸話を持つ武将がいるけど、自分で葬式プロデュースして妻を殴るのはさすがに聞いたことない。ちなみに18世紀のアメリカでは葬儀は地域コミュニティの重要な社交イベントで、有力者の葬式には町中の人が集まるのが普通だったんよ。とはいえ3000人は異常。個人的には奥さんが泣かなかった理由、なんとなく察するものがあるよな……。
こいつ人生でいちばん運いい男だろ、失敗ムーブかましてもなぜか全部上振れてる草
>冬用の湯たんぽを南国に送ったら → 現地の業者が「ひしゃく」として転売して大儲け
>同じ南国に毛のミトンを送ったら → アジアの商人がシベリア向けに買ってった
>「ニューカッスルに石炭送れよw」って煽られて本当に送ったら → ちょうど炭鉱ストライキ中でプレミア価格で完売
>「南洋に手袋送れば?w」って言われて送ったら → 中国行きのポルトガル船に売れた
全部ライバルが破産させようとした罠なのに、全部裏目に出て儲かってるのヤバすぎ
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He's the luckiest man ever, just kept failing upwards
>He was advised to send bed warmers—used to heat beds in the cold New England winters—for resale in the West Indies, a tropical area. This advice was a deliberate ploy by rivals to bankrupt him. His ship's captain sold them as ladles to the local molasses industry and made a handsome profit.[6] Next, Dexter sent wool mittens to the same place, where Asian merchants bought them for export to Siberia.[2]
>People jokingly told him to "ship coal to Newcastle". Fortuitously, he did so during a Newcastle miners' strike, and his cargo was sold at a premium.[7][8] On another occasion, practical jokers told him he could make money by shipping gloves to the South Sea Islands. His ships arrived there in time to sell the gloves to Portuguese boats on their way to China.[7]
✍️ 管理人: もうこれ「持ってる男」の極致だろ。周囲がどんなに嫌がらせしても全部利益に変わるの、なろう小説の主人公かよ。日本だと「塞翁が馬」って故事があるけど、デクスターの場合は馬どころか全方位でラッキーパンチ決めてるんよな。「ニューカッスルに石炭を送る」は英語圏では「無意味なことをする」っていうことわざで、日本で言う「釈迦に説法」みたいなもん。それをガチでやって儲かるの、もはやバグ。個人的には、こういう「何やっても成功する時期」って実在するよなと思うわ。ただし普通の人間がマネしたら一瞬で破産する。
💭 管理人の感想
いやー、今回のティモシー・デクスターは調べれば調べるほどヤバい男だったわ。「鹿がいない町の鹿知らせ係」っていう出オチみたいなエピソードから始まって、偽葬式に3000人集めて妻を殴る話、ライバルの罠を全部利益に変える謎の強運と、ネタの渋滞が起きてる。日本にも「前田慶次」とか「平賀源内」みたいな型破りな偉人がいるけど、デクスターのカオス度はちょっと次元が違う気がする。アメリカ建国期って、こういう規格外の人間が活躍できる余白があった時代なんだろうな。日本の江戸時代だと身分制度でガチガチだったから、こういうタイプは「変わり者」で終わってたかもしれん。特に「無意味な役職に就かせて笑い者にしたつもりが、本人は全く気にしてない」っていう構図が最高に面白い。それって結局、周りの評価を気にしない人間が最強ってことなんよな。Redditでも定期的にスレが立つ定番ネタらしいし、英語版Wikipediaの記事もめちゃくちゃ充実してるから、興味ある人は読んでみてほしい。みんなの周りにも「何やっても成功する謎の強運の持ち主」っておる?ワイは残念ながら心当たりないけど、いたら絶対友達になりたいわ。
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“this is only scratching the surface”
🔊 読み方: ディス・イズ・オンリー・スクラッチング・ザ・サーフェス
🇯🇵 意味: これはまだほんの表面をなぞっただけで、もっと奥深い話がたくさんある
💡 ある話題や人物について、まだごく一部しか紹介できていない時に使う。例えば友人に面白い人物の逸話を話した後、「いやこんなもんじゃないよ、まだまだあるんだよ」と言いたい場面で。
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: Das kratzt nur an der Oberfläche (ダス・クラッツト・ヌア・アン・デア・オーバーフレッヒェ)
→ 英語とほぼ同じ「表面を引っかく」の比喩で、日常会話でもそのまま使われる。
🇫🇷 フランス語: On n'a fait qu'effleurer le sujet (オン・ナ・フェ・ケフルレ・ル・シュジェ)
→ 「話題をかすめただけ」というニュアンスで、英語より少し上品な響きだが日常でも普通に使う。
🇰🇷 韓国語: 이건 빙산의 일각이야 (イゴン・ビンサネ・イルガギヤ)
→ 「氷山の一角」という比喩で、「見えているのはほんの一部」という同じ意味を自然に伝える表現。
🇪🇸 スペイン語: Esto es solo la punta del iceberg (エスト・エス・ソロ・ラ・プンタ・デル・アイスベルグ)
→ 韓国語と同じ「氷山の一角」の比喩で、スペイン語圏では「表面を引っかく」より圧倒的にこちらが自然。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned


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