【海外の反応】スピルバーグが現場で泣いた『リンカーン』4分間スピーチの裏話がエモすぎた

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スピルバーグが撮影現場で思わず泣いたシーンが、映画『リンカーン』(2012)にあるって知ってた?ダニエル・デイ=ルイス演じるリンカーンが、奴隷制を廃止する憲法修正第13条を通す緊急性を閣僚たちに訴える、あの4分間のスピーチなんよ。背景として、修正第13条は1865年に議会を通過した条項で、映画はその採決をめぐる政治劇を描いてるわけ。Redditでは当然のようにツッコミも入って、最後はとんでもない方向に着地したわ。

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サブレディット: r/todayilearned

言語: 🇺🇸 英語

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スピルバーグ本人の談:

「『リンカーン』でのダニエル・デイ=ルイスだ。閣僚たちに、合衆国憲法修正第13条【訳注: 奴隷制を廃止した条項】を通すことがどれほど急務か説明する場面がある。あれはたった2カットで、しかもどちらもカメラが動いている。ひとつはテーブルの端からゆっくり動き出して、4分間のスピーチを追う。途中で国務長官スワード役のデヴィッド・ストラザーンに一度だけ切り替わって、そのあとカメラはリンカーンの顔へ寄っていき、クローズアップで終わる。今こうして君に話していても、あのシーンと、彼がリンカーンをどう演じたかは、いまだに忘れられないんだ」

…

「そのシーンの最初のテイクが終わったとき、私は現場を離れた」とスピルバーグは語った。「ダニエルは周りを見回して、監督が現場にいないから心配していたんだ。彼はいまだに僕のことを“船長”って呼ぶんだけど、『船長はどこだ?』って言ってたよ」

そのあとプロデューサーの一人が、スピルバーグがどこにいるかをデイ=ルイスに伝えた。『リンカーン』の現場で、デイ=ルイスにはいくつかルールがあって、その一つが「彼のことはミスター・リンカーン、または大統領と呼ぶこと」だった。つまり、このやり取り、全部まだ役に入りきったまま起きてるわけ。だから次がまた強い。彼はそのまま“リンカーン”として、スピルバーグを慰めに行った。本人いわく、

「僕は隣の部屋で泣いていた。するとミスター・リンカーンが入ってきて、僕を見ると、そばに座って、腕を回してくれたんだ」

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Spielberg:

>"Daniel Day-Lewis in 'Lincoln,' when he's trying to explain to his cabinet the urgency of passing the 13th Amendment into Constitutional law. It's two shots, both shots are moving. One shot starts at the end of the table and is slowly moving. It's a four-minute speech And then, with one cutaway to David Strathairn, Secretary of State Seward, the camera then goes to a close-up and finishes on his close-up. To this day, talking to you about it, I've never gotten over that scene, or how he played Lincoln."
…
"At the end of that scene, at the end of that first take, I had to leave the set," Steven Spielberg explained. "Daniel \[Day-Lewis\] was worried because he was looking around, and the director wasn't on the set. He actually, to this day, calls me skipper. He said, 'Where's the skipper?'"
One of the producers then let Day-Lewis know where Spielberg was. Day-Lewis had a couple of rules on the set of "Lincoln," one of which being that he wanted to be addressed as Mr. Lincoln or Mr. President. So, mind you, this is all happening as he's in character. That's what makes the next part so compelling: the actor then went to comfort Spielberg in character. As he explained:
"I was in the other room crying and Mr. Lincoln walked into the room, saw me, sat down near me and put his arms around me."

✍️ 管理人: ワイ、この「ミスター・リンカーンが泣いてる監督を慰めに来た」ってくだりで普通にウルッときたわ。デイ=ルイスは役に入ったら現場でも役名で呼ばせるタイプの役者で、これは有名な話なんよ。日本だと大河ドラマの主演俳優が撮影中ずっと役名で呼ばれる、みたいな話はたまに聞くけど、ここまで徹底してるのはさすがに別格やろ。しかも監督を“船長”って呼ぶあたり、現場の信頼関係まで見えてくるのがええわ。個人的には、役に入りきったまま人を慰めるって、もう演技と本物の境目が溶けてる気がするんよな。

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あのシーン、俺もかなり刺さった。

「もうこんなの聞いてられるか。奴隷制という病をこの国から断ち切って、この忌まわしい戦争を終わらせるまでは、俺は価値あることなんて何ひとつ成し遂げられん! お前たちや他の誰かがそれを分かってるのか、俺には分からん。だが俺は分かってる! 俺にはこれが必要なんだ! この修正案こそ、その治療薬なんだ! 俺たちは今、世界の表舞台に立っている。今この瞬間だ! 人間の尊厳の行く末を、この手に握ってな。今この時を手にするために、血が流されてきたんだ! 今だ! 今だ! それなのにお前たちは、セコいタマニー・ホールの政治ゴロみたいに、ブツブツ文句を言って野次を飛ばして、のらくら逃げ回ってるだけだ!」

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I found that scene particularly affecting as well.

*“I can't listen to this anymore. I can't accomplish a goddamn thing of any worth until we cure ourselves of slavery and end this pestilential war! I wonder if any of you or anyone else knows it. I know! I need this! This amendment is that cure! We've stepped out upon the world stage now. Now! With the fate of human dignity in our hands. Blood's been spilled to afford us this moment now! Now! Now! And you grouse so and heckle and dodge about like pettifogging Tammany Hall hucksters!”*

Lincoln "Now" scene
This scene depicts Daniel Day Lewis's incredible acting

✍️ 管理人: これが例の「今だ!今だ!」のスピーチやね。ちなみに「タマニー・ホール」は19世紀のニューヨークで幅を利かせてた政治組織で、汚職や利権のイメージが強い名前なんよ。つまり日本でいうなら「利権まみれの永田町の古株」みたいな罵倒をリンカーンが閣僚にぶつけてるわけで、かなり口が悪いのがわかるわ。調べたら、この映画の脚本はトニー・クシュナーで、史実の人物像を踏まえつつ台詞はかなり練られてるらしいわ。ワイは字幕で読んでも熱が伝わってきて、声で聞いたら泣く人がいるのも納得やった。

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こういうツッコミ役やりたくないけど、『シンドラーのリスト』と『フェイブルマンズ』の撮影中、あの人かなり泣いてたって話は普通に出てたよな。

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Not to be that guy but he was definitely described as crying a lot while filming Schindlers List and the Fabelmans.

✍️ 管理人: 「I hate to be that guy」から入るやつ、Redditの定番ムーブやな。実際、スレタイの「唯一」はだいぶ盛りすぎで、この指摘は正しいんよ。『シンドラーのリスト』(1993)はホロコーストを扱ってて、撮影はかなり精神的にきつかったって本人も語ってる。『フェイブルマンズ』は自伝的作品で、日本でも2023年に公開されたけど、自分の家族の話やからそりゃ感情も揺れるわな。ワイ的には、スレタイが「唯一」ってなってる時点で、このツッコミが1位を取るのは時間の問題やったと思うわ。

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たしかスピルバーグ本人も、『シンドラーのリスト』を作ってたときはずっと泣いてたって言ってたはず。

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I'm sure Spielberg has said he cried all the time when he made Schindler's List.

✍️ 管理人: これ有名な話で、『シンドラーのリスト』の撮影中は精神的にしんどすぎて、ロビン・ウィリアムズが電話で笑わせて元気づけてくれてたって逸話があるんよ。ちなみにウィリアムズは当時、友人として定期的に電話してたらしいわ。日本のベテラン監督でも、重いテーマの作品だと現場の空気が張りつめるって話はあるけど、ここまで本人が公言するのは珍しい気がするわ。個人的には、泣ける監督だからこそ、あの手の作品が撮れるんやと思う。

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これまだ観てないんだけど、結局どうなん? 観る価値ある?

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I never watched this one. What's the verdict? Worth a watch?

✍️ 管理人: ワイは「観る価値ある」って即答するわ。ただし戦争映画というより、議会工作と駆け引きがメインの政治劇やから、アクションを期待すると肩透かしやな。上映時間は約2時間30分で、台詞量もかなり多いから、ながら見には向かんと思う。2012年のアカデミー賞では12部門ノミネートで、デイ=ルイスが主演男優賞を取ってる。しかも彼は史上初の主演男優賞3回受賞者やから、そういう意味でも一見の価値はあるで。

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面白いことに、スピルバーグが自分で撮ってないのに泣かされた唯一のシーンって、『リンカーン/秘密の書』(2012)のやつなんだよな。ベンジャミン・ウォーカー演じるエイブラハム・リンカーンが列車の中で吸血鬼と戦って、列車のドアでそいつの首をもぎ飛ばし、そのあと切り落とした生首をサッカーボールみたいに蹴り飛ばす、4分丸ごとそんな感じのシーン。

つくづく変なおっさんだわ草

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Interestingly enough the one scene Spielberg didn't direct but made him cry was in Abraham Lincoln Vampire Hunter (2012); it's a 4 minute scene where Benjamin Walker as Abraham Lincoln is fighting a vampire in a train and cuts off its head with the train door (which decapitated it) then soccer kicks the severed head away.

Weird dude all around.

✍️ 管理人: 感動の流れから急カーブで『リンカーン/秘密の書』を持ってくるの、ほんまに草。同じ2012年に「リンカーン」が主役の映画が2本出てて、片方は憲法修正をめぐる重厚な政治劇、もう片方は吸血鬼ハンターになった大統領のアクション映画なんよな。後者はティム・バートンがプロデュースで、監督はティムール・ベクマンベトフや。日本でも歴史上の偉人を妙な設定で戦わせる作品はあるけど、アメリカ人にとってリンカーンは超神聖なはずなのに、ここまで振り切れるのがすごいわ。ワイ、感動で終わらせない海外ネット民のこういうとこ好きやで。

💭 管理人の感想

今回の話題の本質は、名監督と名優が同じ場面に本気で向き合った結果、現場の空気そのものが歴史の一場面になったってところやと思う。スピルバーグが泣いたのも、デイ=ルイスが役のまま慰めに行ったのも、あの4分間のスピーチにそれだけの重みがあったからなんよな。史実で言うと、修正第13条が下院を通過したのはリンカーン暗殺の約2か月半前で、本人は各州での批准を見届けられんかったんよ。日本の教科書やと「奴隷解放」の一行で済まされがちやけど、実際は議会で票をかき集める泥くさい闘いやったわけで、映画がそこを描いたのは意義深いと思う。一方でスレでは「スピルバーグはシンドラーのリストでもずっと泣いてた」と総ツッコミが入ってて、スレタイの「唯一」はだいぶ盛りすぎやったのも笑えるわ。しかも最後は吸血鬼ハンター版リンカーンで締める、いつものReddit節やったな。個人的には、こういう裏話を知ってから観直すと、あのカメラが動くだけのカット割りがより沁みる気がするわ。みんなは、役に入りきった俳優が現場でそのまま慰めてくれたらどう思う?ありがたいのか、ちょっと怖いのか、感想を聞きたいわ。

📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜

“Not to be that guy, but”

🔊 読み方: ナット トゥ ビー ザット ガイ、バット

🇯🇵 意味: 「水を差すようで悪いんだけど」「細かいことを言うようで悪いけど」という前置き表現。

💡 訂正や反論、指摘をするときに、うるさいやつだと思われないよう先に断りを入れる言い方。例:「Not to be that guy, but the meeting was on Tuesday, not Wednesday.(細かくて悪いけど、会議は水曜じゃなくて火曜だったよ)」

🌍 他の言語では?

🇩🇪 ドイツ語: Ich will ja nicht klugscheißen, aber(イヒ ヴィル ヤー ニヒト クルークシャイセン、アーバー)

→ 「知ったかぶりするつもりはないけど」という意味で、友人同士で細かい指摘や訂正をする前によく使う。

🇫🇷 フランス語: Sans vouloir pinailler, mais(サン ヴーロワール ピナイエ、メ)

→ 「細かいことを言うつもりはないけど」という意味で、会話の中で軽く訂正や指摘を入れるときの自然な前置き。

🇰🇷 韓国語: 딴지 걸려는 건 아닌데(タンジ コルリョヌン ゴン アニンデ)

→ 「ケチをつけるつもりじゃないけど」という意味で、反論や指摘を和らげて切り出すときに日常的に使う。

🇪🇸 スペイン語: No quiero ser pesado, pero(ノ キエロ セル ペサード、ペロ)

→ 「しつこいやつになりたくないけど」という意味で、友人間で細かい指摘を軽い調子で入れるときに使う。


※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned

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