1926年のブロードウェイで『Sex』っていうド直球なタイトルの舞台を打ち上げた女優がおってな。批評家には「こんな低俗な見世物よく出したな」ってボロクソに叩かれて、挙げ句わいせつ罪で逮捕&500ドルの罰金まで喰らったんよ。でもその騒動のおかげで全米でバズって、ハリウッドのレジェンドにまで駆け上がったっていう逆転劇や。元祖・炎上マーケの鬼やん。
批評家にはボロクソに叩かれてたけど、実際は毎公演ほぼ満員御礼で、同じシーズンのブロードウェイ作品の大半より長く上演が続いたんよな。1927年にNYPDが動いてわいせつ罪で逮捕するまでに、のべ32万5000人を動員したらしい。彼女はルーズベルト島の労役施設に10日間送られて、500ドルの罰金も喰らった。でもこの騒動は彼女のキャリアを終わらせるどころか、逆に全米レベルの知名度にブーストかけた形になったわけや。
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Although critics tore it apart, the play consistently sold out and outlasted most Broadway productions of its season. It drew an estimated 325,000 viewers before the NYPD arrested West and charged her with obscenity in 1927. She served 10 days in a Roosevelt Island workhouse and was fined $500. Instead of ending her career, the controversy increased her national renown.
✍️ 管理人: 32万5000人ってヤバすぎやろ…当時のNYの人口考えたらとんでもない数字やで。1927年の500ドルって今の価値だと大体9000ドル前後(日本円で約130万円くらい)らしいから、罰金としても結構デカい。でも広告費だと思えば激安やな。ルーズベルト島の労役所って当時は犯罪者収容施設で、今は高級マンションが建ってるっていうのも歴史の皮肉で草。
NYCでムショ暮らしを終えたあと、Maeはハリウッド行きの列車に乗ったんよ。この時点で名前はかなり売れてたからな。小さな駅に着いたら記者が何人も待ち構えてて、そこでMaeはその状況を完璧に利用してこう言い放った。
「大都会で成り上がろうとする田舎娘じゃないわよ。小さな街で一旗揚げようとしてる、大都会育ちのいい女ってわけ。」
あとは映画史が語る通りや。意外と知られてないけど、Maeはスクリーンで自分がしゃべったセリフも、歌った曲も、全部自分で書いてたんよ。
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After jail in NYC, Mae took the train to Hollywood, as she now had name recognition. When she arrived at the small station a several reporters were there. Taking advantage, Mae quipped, "I'm not a little girl from a little town trying to make it big in a big town. I'm a big girl from a big town trying to make it big in a little town."
The rest is cinema history. Few know that Mae wrote every line she spoke and every song she sang on screen.
✍️ 管理人: この返しのセンスよ…完全にプロのコピーライターやん。実はメイ・ウエスト、自分の脚本や楽曲を全部自分で書いてた稀有な存在で、ハリウッド黄金期の女優の中でもかなり異例なんよな。日本だと美空ひばりみたいな立ち位置に近いかもしれん。ちなみに第二次大戦中、膨らんだ救命胴衣のことを兵士らが「Mae West」って呼んでたのも有名な話で、辞書にまで載ったレベルの文化アイコンやったわけや。
「最下品で安っぽい最低最悪」なんて言われても、メイ本人にとっちゃむしろ褒め言葉やったんやろなw そのノリで突き進んだ結果、50年以上経ってから『Sextette』っていう、もはや最高に悪趣味で恐ろしくてヤバい作品まで生み出しちゃったわけや、草
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They should have known that "the cheapest most vulgar low" would only be a compliment to Mae and would only create the the breeding ground for her most depraved, horrifying work for "Sextette" over 50 years later.
✍️ 管理人: 『Sextette』(1978)はメイ御年85歳のときの主演作で、共演相手がティモシー・ダルトン(当時32歳)とかいう無理ゲー配役で有名な迷作や。Rotten Tomatoesでもボロクソの評価で、今ではカルト映画として一部で愛されてる感じやな。日本で例えるなら森光子が80代で恋愛映画の主演やるようなもんで、ある意味で伝説。個人的には、叩かれても絶対スタイル変えないっていう姿勢は好きやわ。
警察さん、375回も見逃したあとでようやく動いたのかよwww
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The police waited 375 shows before finally reacting?
✍️ 管理人: これほんま草。375公演って単純計算でも1年近くやで。たぶん最初のうちは「まあ舞台やし…」って様子見してたけど、満員御礼が続きすぎて世論的に無視できんくなったんやろな。日本でも昔、つかこうへいの舞台とか寺山修司の天井桟敷がわいせつ認定されかけた歴史があるし、表現と検閲のイタチごっこは万国共通や。
1926年11月の新聞広告より:「警告! 興奮に耐えられない方は、『Sex』でメイ・ウエストを見る前に医者に相談してください。」
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A newspaper ad. from November 1926: "WARNING! If you cannot stand excitement – see your doctor before visiting Mae West in "Sex".
✍️ 管理人: 煽り広告のセンスが1世紀前とは思えんレベル。これもうバーナム的な見世物マーケティングの完成形やろ。ちなみに1920年代アメリカは禁酒法時代(1920-1933)で、モグリの酒場「スピークイージー」が流行ってて、とにかく「お上が禁じたもの」に大衆が殺到する空気があったんよ。『Sex』のヒットはその時代背景もデカい。日本で例えると昭和のピンク映画の煽り広告に通じるノリあるわ。
Wikipediaの記事読んだだけやけど、なんだこの最高のストーリーwww そりゃ上流階級は下層の現実なんて見たくないし、ブチギレるのも当然やろ――問題はセックスそのものじゃなくて、ぬくぬく暮らしてる連中が居心地の悪い現実を突きつけられたことやったんよな。
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Just read the Wikipedia article, what a great plot! No wonder that the upper class did not want to see the reality of lower class peoples lives and was outraged – it was not about the sex, it was about the discomfort of the comfortable.
✍️ 管理人: ぐう正論。そもそも『Sex』は売春や貧困層の女性をテーマにした作品で、性描写そのものよりも「階級社会の現実」を突きつけた部分が上流階級の逆鱗に触れたっていう見方が強いんよな。1920年代のNYは貧富の差がエグくて、ギャツビー的な華やかさの裏で売春や密造酒が蔓延してた。こういう「タブーの本質はどこにあるのか」って視点、今のSNS炎上にも通じるものがあって考えさせられるわ。
逮捕する前に、それがちゃんとわいせつ物かどうか“確認”するために、あと2回くらい見ないとあかんやろなw
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We need to watch it a couple more times to make sure it’s obscene before we arrest her.
✍️ 管理人: これは警察あるあるのネタやな。実際、アメリカのわいせつ取締りでは「捜査官が何回も観に行った」とかいう記録が普通に残ってたりして、役得やんけってツッコまれるのが定番なんよ。日本でも昔、警察がピンク映画を「捜査目的」で鑑賞してたっていう笑い話があるし、この手のジョークは世界共通や。個人的にはこういうベタなツッコミコメが一番好きやわwww
💭 管理人の感想
「低俗すぎる」って酷評されて逮捕までされたのに、逆にそれを燃料にして全米スターに上り詰めたメイ・ウエスト、マジで元祖・炎上マーケの女王やな。1920年代のアメリカは禁酒法時代で、お上が禁じるほど民衆が飛びつくっていう空気があって、彼女はその時代精神を完璧に利用したわけや。日本でいうと昭和の寺山修司やつかこうへいの舞台が猥褻騒動になりつつも伝説化したのと構図が似てる。500ドルの罰金(今で約130万円)なんて広告費として考えたら安すぎやろって話で、実際その後のハリウッド進出でとんでもない富と名声を築いた。注目すべきは、彼女が単なる「炎上芸人」じゃなくて自分で脚本も楽曲も書いてた才能の持ち主やったってこと。叩かれようが逮捕されようが自分のスタイルを貫いた姿勢は、現代のセレブにも通じる強さがあるわ。「タブーを破る人」と「それを許さない社会」の攻防って今も変わらんテーマやし、SNS時代の炎上マーケとも地続きやな。みんなは「炎上で有名になる」戦略、アリだと思う? それとも邪道?
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“The rest is history”
🔊 読み方: ザ・レスト・イズ・ヒストリー
🇯🇵 意味: その後のことはご存じの通り(語るまでもない有名な話だ)。
💡 有名な出来事や成功談の結末を省略するときに使う定番フレーズ。例: 「We met in college, and the rest is history.(大学で出会って、あとはご存じの通りだよ)」のように、結婚や成功に至る流れをサラッと語る場面で使える。
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: Der Rest ist Geschichte (デア・レスト・イスト・ゲシヒテ)
→ 英語からの直輸入表現で、ドイツ語でもまったく同じニュアンスで使われる定番フレーズ。
🇫🇷 フランス語: Le reste appartient à l'histoire (ル・レスト・アパルティアン・ア・リストワール)
→ やや文学的だが会話でも通じる表現で、「あとは歴史に刻まれた通り」というニュアンス。
🇰🇷 韓国語: 그 뒤는 다들 아는 대로예요 (クー・ドィヌン・タドゥル・アヌン・デロエヨ)
→ 「その後はみんな知っての通り」という意味で、有名な展開を省略して語る時に自然に使える。
🇪🇸 スペイン語: El resto es historia (エル・レスト・エス・イストリア)
→ 英語と同じ感覚で日常的に使われる決まり文句で、成功譚や恋愛話の締めに頻出。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned


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