ドイツ語には日本語の敬語みたいに「Sie(あなた)」と「du(お前・君)」の使い分けがあるんやけど、最近この境界線がだいぶ揺らいできてるらしいんよ。特に職場とかネット上だと、フォーマルなSieを使うと逆に「よそよそしい」「上から目線」って感じられることも増えてきてるんだとか。そんな中、r/deで「もうSieやめてタメ口一本化しない?」ってスレが立って、332件のコメントが付く大盛り上がりになってたから紹介するで。日本の「です・ます」文化とはまた違う言語事情、覗いてみようや。
ちょっと失礼……お前らかよ、このクソ野郎どもw
原文を見る
Tschuldigung… SIE Wichser
✍️ 管理人: いきなりタイトルの「敬語やめよう」を実践して読者にタメ口+罵倒をぶちかますこの一言、シンプルながら一番伸びてるの草。日本語だと「お前ら」も「あなたたち」も罵倒とセットになるとどっちも刺さるけど、ドイツ語だと「Sie、この野郎」って組み合わせがそもそも文法的にちぐはぐで、その違和感自体がギャグになるんよな。個人的には敬語のまま煽られる方が地味に効くと思ってる、2chの「〜ですかそうですか」みたいなアレに近い。
「君」呼びも「あなた」呼びも、もうどっちもやめるべきだと思う。
もっと風情があるのは、三人称単数で呼びかけるやつ。
(「このお方は、私にタメ口をきくなど、いったい何様のつもりでいらっしゃる?!」)
あるいは「皆さま」呼びでも可。
(「皆さま、今何時か教えていただけます?」)
原文を見る
Ich finde, wir sollten uns sowohl vom "Du" als auch vom "Sie" verabschieden.
Schöner ist die Anrede in der 3. Person Singular. ("Was bilde Er sich ein, mich zu duzen?!")
oder auch das Ihrzen. ("Könntet ihr mir sagen, wieviel Uhr es ist?")
✍️ 管理人: 三人称で呼びかける「Er/Sie(彼・彼女)」呼びって、実は18〜19世紀の身分制ドイツで実在した古い敬称なんよな。上流階級が使用人に対して使ってた、ある意味めちゃくちゃ上から目線の言い方。それをあえて今復活させろってのがブラックジョークとして効いてる。日本語で言うなら時代劇の「この者に…」みたいなノリで、逆に慇懃無礼さが増すやつ。ぐう正論というか、ぐう笑えるコメントやわ。
今の政治情勢で、シュピーゲルが表紙を「タメ口か敬語か」論争に使ってるの、なんか草なんだがw
原文を見る
Irgendwie wild, dass spiegel bei der aktuellen politischen lage ihre titelseite dem duzen vs siezen widmet
✍️ 管理人: Der Spiegelはドイツ最大手の週刊誌で、日本で言うと週刊文春と週刊東洋経済を足したような硬派な報道誌なんよな。それが政治危機とか経済問題を差し置いて言葉遣いの話を表紙に持ってくるあたり、ドイツ人がこのテーマにガチで関心あるのが伝わってくる。日本のメディアが「タメ口敬語論争」を一面で扱うことはまずないから、その温度差が面白いわ。
正直、普段はほぼみんな「du」で話してくるし、かしこまった「Sie」が出てくるのって役所の手続きとか病院に行くときくらいなんだよね。これまで働いてきた会社も、見習いから一番上の上司まで全員「du」な職場ばっかりだったから、場面によってはむしろその堅い感じのほうが違和感ある。自分としては、あの「Sie」文化もう丸ごとなくしていい派です 🙂
原文を見る
Ich muss sagen, dass ich im Alltag fast ausschließlich geduzt werde und das Siezen fast nur noch bei Behördenterminen oder Arztbesuchen vorkommt. Hab auch bisher nur in Firmen gearbeitet wo sich alle vom Azubi bis zum obersten Chef duzen, daher ist das für mich in manchen Situationen eher befremdlich. Von mir aus können wir das Siezen komplett lassen 🙂
✍️ 管理人: これ日本の感覚からするとマジで衝撃なんよな、新人が社長にタメ口とか日本企業なら大事件やろ。特にIT系やスタートアップのドイツ企業は「Duzkultur(デュー文化)」って呼ばれる全員タメ口の社風が広がってて、上下関係のフラットさをアピールする材料にもなってるらしい。日本だと敬語=礼儀=上下関係の可視化っていう三点セットが強すぎて、この発想はなかなか出てこんわ。
仕事だと、あの敬称の「Sie」って実際かなり大事なんだよね。申請を却下したり、不利益な行政処分を出したりするときに、少し距離を保てるから。
原文を見る
Das _Sie_ ist für mich im beruflichen Kontext tatsächlich sehr wichtig. Schafft ein bisschen Distanz, wenn ich Anträge ablehnen muss oder belastende VA erlasse.
✍️ 管理人: これぐう正論。敬語って結局「相手を敬う」だけじゃなくて「自分を守る」機能もあるんよな、クレーム対応とかで日本語の敬語がワンクッション置く緩衝材になるのと同じ理屈やわ。ドイツの役所窓口とかもSieが基本らしいけど、これは対等性というより「私はあくまで制度の代弁者です」っていう立場の宣言に近い。個人的には、この「距離を保つための敬語」って発想は日本のクレーム対応マニュアルにも通じるものがあると思う。
自分もだいたいタメ口派。でも、
正直あの人あんま好きじゃないんだけど、リサ・エックハルトが前に『Sternstunde Philosophie』だったかな?で、「“Du”はあえて取っておきたいんだよね」みたいなことを言ってて、そこは妙に納得した。敬語の “Sie” って別に「相手を敬ってるから使う」ってより、「タメ口」は親しさのサインとして、そういう相手にだけ出すために取っておく、って感覚なんだよね。
自分はそこまでそうしてるわけじゃないけど、その考え方はけっこういいなと思った。
原文を見る
Duze auch meistens. Allerdings:
So sehr ich sie nicht mag, Lisa Eckhard hat mal bei Sternstunde Philosophie (?) den Punkt gebracht, dass sie sich das Du einfach gerne aufspart. Es ist weniger so, dass das Siezen aus Respekt gemacht wird, sondern man hebt sich das "Duzen" für Personen auf, denen man es als Zeichen der Nähe oder was auch immer anbietet.
Handhabe es zwar nicht so, fand die Perspektive aber eigentlich ganz nett.
✍️ 管理人: これ発想の逆転がおもろいんよな、「敬語で距離を取る」んじゃなくて「タメ口を特別な相手のために温存する」って考え方。リサ・エックハルトはオーストリアの毒舌コメディアンで、Sternstunde Philosophieはスイス公共放送の哲学トーク番組、けっこう硬派な場所での発言やな。日本にも「あの人とはタメ口で話せる仲になった」を関係性の到達点として喜ぶ感覚あるし、これはもっと評価されるべきコメントやと思う。
自分は一貫して敬語派かな。そのほうが普通に感じいいし、礼儀としてもちゃんとしてる。初対面の相手とも、踏み込みすぎずに自然と距離感を保てるし。特に仕事だと、客や業者に丁寧に接するのは当たり前でしょ。結局、向こうの金か商品が欲しいわけだしw
原文を見る
Sieze konsequent. Ich finde es einfach angenehmer und respektvoll. Es schafft automatisch Distanz zur fremden Person ohne dieser in irgendeiner Weise zu nahe zu treten. Gerade im Arbeitsumfeld ist es ja normal mit Kunden oder Händlern respektvoll zu kommunizieren, schließlich will man entweder ihr Geld oder ihre Ware.
✍️ 管理人: 最後は正論オチで締めくくり、これぞ2chまとめの黄金パターンやな。日本の接客業の「いらっしゃいませ」的な過剰なまでの丁寧さと比べると、ドイツのSie文化はまだまだ緩い方なんやけど、それでも「客商売=礼儀」の図式は万国共通らしい。ちなみにドイツの接客業は日本ほど画一的なマニュアル敬語はなくて、Sieを使いつつも割とフランクに話しかけてくる店員も多いから、そのバランス感覚の違いも面白いところやで。
💭 管理人の感想
今回のスレ、要は「敬語って本当に相手への敬意なのか、それとも単なる距離を取るための道具なのか」っていう、言語の本質に切り込む議論やったんよな。ドイツ語のSie/du問題って、日本語の敬語・タメ口問題とめちゃくちゃ似てるようで、実は結構違う。日本だと年齢・立場が変わらない限り敬語からタメ口への移行はほぼ起きんけど、ドイツだと「今日からduで」って一言宣言するだけで関係性がガラッと切り替わる、この可変性が面白いポイントやと思う。特にDuzkultur(タメ口企業文化)の話は象徴的で、新卒が社長にタメ口とか日本の会社じゃ考えられんもんな。一方で行政や接客の場面では敬語が「自分の身を守る盾」として機能してるって指摘は、日本語の敬語ともかなり通じる部分があった。リサ・エックハルトの「タメ口を親密さの証として温存する」って発想も新鮮で、これ日本のネットスラングで言う「タメ口解禁」の瞬間を大事にする感覚に近いものがあるかもな。前にr/AskEuropeで似たような「ヨーロッパ各国の敬語比較」スレも盛り上がってて、フランス語のvous/tuとかスペイン語のusted/túも同じ議論になりがちなんよな。結局どの言語圏でも「丁寧さと距離感のジレンマ」は永遠のテーマってことなんかもしれん。みんなは日本語の敬語、なくなったらどう思う?意外とタメ口社会になったら気楽そうな気もするけど、実際どうなんやろな。
🌍 他の言語では?
🇺🇸 英語: Fine by me (ファイン・バイ・ミー)
→ 強い意見はないが同意する、というカジュアルな相槌として日常会話で頻繁に使われる。
🇫🇷 フランス語: Ça me va (サ・ム・ヴァ)
→ 直訳は『それは私に合う』だが、提案や許可に対して軽く同意する際にネイティブが日常的に使う表現。
🇰🇷 韓国語: 난 상관없어 (ナン サングァヌオプソ)
→ 『私はどちらでもいい・気にしない』という意味で、友人同士のカジュアルな会話でよく使われる表現。
🇪🇸 スペイン語: Por mí, perfecto (ポル・ミ・ペルフェクト)
→ 『私としては問題ない・大歓迎』というニュアンスで、提案に軽く同意するときに自然に使われる口語表現。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/de
📖 この記事のチャンク〜ドイツ語フレーズを覚えよう〜
“Von mir aus”
🔊 読み方: フォン・ミア・アウス
🇯🇵 意味: 私はそれでいい、別に構わない(許可や同意を軽く示す言い方)
💡 何かを提案・許可されたときに「私は別にいいよ」「好きにしていいよ」と軽く同意・許可を示す場面で使う。例:「Von mir aus können wir das Siezen komplett lassen」=『私としては敬語をやめても全然構わないよ』のように、強く主張せず相手に判断を委ねるニュアンスで日常会話に頻出する。


コメント