アメコミ史に残る名作「ダーク・フェニックス・サーガ」って、ジーン・グレイが死んで終わるのが最初から決まってたわけじゃないって知ってた? 1980年に『X-MEN』で連載されたこの話は、もともと「能力だけ失って普通の生活に戻る」結末になる予定だったんよ。でも当時のマーベル編集長ジム・シューターが「あれだけのことをやらかして、何事もなく日常に戻すのはダメだろ」とストップをかけたそうや。ヒーローの罪はどこまで許されるのか、Redditでも議論が盛り上がってたで。
マーベルは「もしフェニックスが死ななかったら?」を題材にした『What If』を何作か出していて、その中では彼女は実際に能力を失ってる(Vol.1 第27号とVol.2 第32号)。記憶が確かなら、2作目はなかなか良かった。1作目は容赦なくエグい。そして最高。
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Marvel did a couple of What If issues based on “What If Phoenix Didn’t Die?” in which she *is* depowered, (v01 issue 27, and v02 issue 32)
https://preview.redd.it/6q3i041pcb0h1.jpeg?width=3667&format=pjpg&auto=webp&s=5174880333e070081034b3a4017b0920ac5afc7f
The second one, from what I recall, is pretty good.
The first one is brutal, and superb.
✍️ 管理人: まさかの「当初案」がパラレルワールド枠でちゃんと回収されてるの、地味にアツいわ。『What If』は「あの時こうなってたら」を描くマーベルの公式IFシリーズで、本編でやれなかった展開をここで消化するのが昔からの定番なんよ。日本でいう「if展開」の同人誌を公式がやってる感じやな。個人的には「1作目は容赦なくエグい」って言われると逆に読みたくなるのがオタクの性だわ。
それも妙な話だよね。そもそも、あれが彼女のしたことじゃなかったのかどうか自体、かなり議論の余地があるんだから。
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Which is weird, because it is very debatable that it weren't her actions to begin with.
✍️ 管理人: それなー、これが一番ややこしいとこなんよ。作中では惑星を丸ごと滅ぼしたのは「フェニックス・フォース」という宇宙的存在で、ジーン本人の意思だったのかはずっとグレーなんだわ。しかも後年の設定追加で「フェニックスはジーンのコピーだった」みたいな話まで出てきて、さらにカオスになったんよ。日本の漫画でも「操られてた」「別人格だった」で罪が薄まるパターンはあるけど、海外はそこをガチで議論するのがRedditらしいわ。
正直、それってコミックという物語形式に付きまとう根本的な問題だと思う。話を続けるには、どんどんスケールを大きくしていくしかない。世界が危機にさらされ、悪役が何千人も殺す展開を散々見せられて、もう退屈なんだよ。だから今度は太陽系丸ごと脅威にさらして、何十億人も殺す。でもエスカレートするほど結果も大きくなって、世界観やキャラへの影響をなかったことにはできなくなる。そこまで大風呂敷を広げるなら、物語を成立させる唯一の方法は、本当に取り返しのつかない結果を残すことだと思う。でもコミック会社は金儲けが大好きで新しいものを作るのは嫌いだから、「コミックでは誰も死んだままではいない。ベン・パーカー以外は」なんて現象が起きる。『エンドゲーム』でトニー・スタークが死んだのも同じで、あれは完璧だった。自分勝手なクソ野郎で、誰かに命を救われた男が、最後には宇宙全体のために自分を犠牲にするまでになった。それなのに、その後マーベルの調子が振るわなくなったら、RDJに無限みたいな大金を積んでドクター・ドゥーム役で復帰させた。
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I think that’s honestly an inherent problem with comic stories. You keep raising the stakes because you have to. For years we’ve seen the whole world threatened, and a bad guy killed thousands of people. That’s boring. Now we threaten whole solar systems and kill billions.
As you escalate though the consequences get bigger, the impact on the universe and its characters gets more undeniable.
If you’re gonna play at high stakes, I think having real consequences is the only way to play out the story. Of course the comic companies really like making money, and don’t like making new things, so we get the phenomenon of “no one stays dead in comics, except for Ben Parker”.
It’s like RDJ dying at the end of End Game. It was perfect, it bookended the whole MCU as Tony Stark’s redemption ark. He went from selfish asshole who had someone sacrifice their life for him, to sacrificing himself for the whole universe. Then marvel didn’t do so well after that, and so they gave RDJ infinite money to return as doctor doom.
✍️ 管理人: ぐう正論すぎて長文なのに一気に読んでもうたわ。ベン・パーカーはスパイダーマンの叔父さんで、「死んだまま」のキャラの代表例としてよく名前が挙がるんよ。日本だとドラゴンボールの「ドラゴンボールで生き返らせればええやん」問題と同じで、死の重みがインフレするのはどの国のバトル系作品でも通る道やな。RDJがドクター・ドゥームで復帰する件は、2026年12月公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の話やで。個人的には、トニーが死んだからこそ『エンドゲーム』が名作になったと思ってるから、この意見には全力で同意だわ。
それに加えて、別の脚本家はこの理屈に反論するため、「ミスター・ファンタスティックだって少し前に、すでに無数の有人惑星を滅ぼし、今後も滅ぼし続けるギャラクタスの命を救ったじゃないか。フェニックスに操られたジーン・グレイが破壊した惑星なんて、たった1つで比較にもならない」と指摘した。こうして生まれたのが『リード・リチャーズ裁判』というわけだ。
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Adding onto that, another writer opted to rebut this logic by pointing out how Mr. Fantastic had also recently saved the life of Galactus who has already destroyed and will go on to destroy countless inhabited worlds dwarfing the single one Jean Grey destroyed under the Phoenix’s influence thereby giving us The Trial of Reed Richards
✍️ 管理人: ファーwww、完全に「お前が言うな」案件で草。ギャラクタスは惑星を食べて生きる宇宙の超越的存在で、リード・リチャーズ(ミスター・ファンタスティック)はそのギャラクタスを助けてしまった過去があるんよ。それを理由に『ファンタスティック・フォー』では本人が裁判にかけられるという、公式がツッコミをストーリーにしちゃう展開が生まれたわけや。日本だと作者の愚痴や設定矛盾のツッコミがそのまま作品になることって少ないから、こういうメタな遊び心はアメコミならではやなと思うわ。
僕が一番好きなアメコミ界の逸話は、DCのあるライターがジャック・カービーの桁外れの才能について語った話だ。カービーはDCで宇宙系ヴィランを手がけることになったらしい。すると翌週、彼はブームチューブ、ダークサイド、パラデーモン、マザーボックス……などの原型となるアイデアがぎっしり詰まった分厚いノートを抱えてやって来た。そのライターいわく、カービーはまるでそれらが実在するかのように話していたという。どんな質問をしても即座に答えが返ってきて、そんな人物は、それまで誰も見たことがなかったそうだ。
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My favorite comic book story was a writer for DC talking about how talented Jack Kirby was. They said he come on to work on a cosmic villain for them. The following week Jack walks in with a massive notebook filled with concepts that basically became boomtubes, Doomsday, paratroopers, mother boxes… etc. the guy said Jack walked in and talked about this like it really existed. Every question they asked he had an answer. They had never seen anything like it.
✍️ 管理人: いきなりカービー語りが始まるの、アメコミスレあるあるで笑うわ。ジャック・カービーは「キング」と呼ばれる伝説の作家で、マーベルでもファンタスティック・フォーやX-MENの生みの親の一人なんよ。日本でいうと手塚治虫や石ノ森章太郎みたいな「神様枠」の存在やな。ダークサイドやブームチューブがDCに加わった頃の話は、まさに「天才の頭の中がそのまま漫画になった」エピソードだと思うわ。
ダーク・フェニックスは映画化を検討してもいいと思う。
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I think they should consider doing the Dark Phoenix as a film
✍️ 管理人: おいwww、それもう2回やっとるんよ。しかも『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006年)と『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2019年)の両方とも、ファンの間では評価がよろしくないって有名な話なんよな。ちなみに原作のサーガは宇宙規模の大事件で映像化の難易度がクソ高いのに、毎回「ジーンが暴走する話」としてまとめようとして消化不良になるのがお約束なんだわ。コメント主はたぶんネタで言ってるけど、3回目の挑戦、ワイは正直ちょっと見たい気もするで。
💭 管理人の感想
今回の話は、「ヒーローが取り返しのつかないことをしたら、どこまで許されるのか」っていう、めちゃくちゃ重いテーマだったわ。ジーンは操られてたとはいえ、惑星ごと何十億もの命を奪ってるわけで、シューターが「何事もなかったように日常へ」を拒否したのは、倫理的には筋が通ってると思うんよ。一方で、後付け設定で「あれはフェニックスのコピーだった」とかなっていくのを見ると、結局のところ会社は人気キャラを手放したくないんやなとも感じるわ。日本だと、ベジータとか『るろうに剣心』の剣心みたいに、過去に大量に人を殺した(あるいは殺しかけた)キャラが「贖罪」のストーリーを経て仲間になる流れが多いやん。アメコミは「死んでけじめをつける」を選んだ分、より厳しい価値観が見えて、そこが国民性の違いなのかもしれんと思ったわ。コメ欄でも「誰も死んだままじゃいない」問題や、リード・リチャーズ裁判の話が出てたけど、これってどっちも「キャラの罪の重さをどう扱うか」の話なんよな。そう考えると、このサーガが今でも名作と言われるのは、あの時に「許さない」と決めたからこそなんじゃないかとワイは思う。みんなはどう思う? ジーンは能力を失って普通の生活に戻れてもええと思う? それとも、やっぱりあの結末しかなかった?
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“raise the stakes”
🔊 読み方: レイズ ザ ステイクス
🇯🇵 意味: 状況の重大さやリスクを一段引き上げる、賭け金をつり上げる
💡 ゲーム、仕事の交渉、恋愛などで、状況をより緊迫させたり、失敗したときの代償を大きくしたりする場面で使えます。例: "They keep raising the stakes every season, so the finale had to be bigger."(毎シーズン規模を上げ続けるから、最終回はもっと大きくなくちゃいけなかった)
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: den Einsatz erhöhen (デン アインザッツ エアヘーエン)
→ もともとギャンブル用語で、日常会話でも「リスクや要求を上げる」の意味でそのまま使われます。
🇫🇷 フランス語: faire monter les enchères (フェール モンテ レ ザンシェール)
→ 直訳は「競りの値を上げる」で、交渉や対立が激しくなる場面で自然に使われます。
🇰🇷 韓国語: 판을 키우다 (パヌル キウダ)
→ 「勝負の場を大きくする」という意味で、規模やリスクをどんどん大きくしていく場面で口語的によく使われます。
🇪🇸 スペイン語: subir la apuesta (スビール ラ アプエスタ)
→ 賭け事由来の表現で、競争や議論で要求や緊張感を一段階上げるときに日常的に使われます。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned


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