「CEOの給料に上限をつける法律」って、一度は話題になったことあるやろ? アメリカだと大企業CEOの報酬は一般社員の200〜300倍とか言われてて、昔から「格差の象徴」として叩かれがちなんよ。そこで海外掲示板のAskRedditに「CEOの報酬を最低賃金社員の20倍までにする法律ができたらどう思う?」というスレが立ったんだけど、返ってきたのは賛否より先に「どうやって抜け道を作るか」の話ばかりでワロタ。ネット民の悪知恵と経済リテラシーの高さが同時に味わえるスレだわ。
低賃金の従業員は全員、この法律上は親会社の傘下に入らないことになっている子会社で働かされるようになるだろうね。
しかも、その子会社は従来の意味での「雇用主」ではなく、「ギグワーカーという名の起業家」と「ワクワクする新たな機会」をつなぐ「プラットフォーム」ってことになる。
追記:「そんな抜け穴、塞げばいいだけじゃん」と言ってくる16歳のみんなへ――それが簡単にできれば苦労しないんだよ。
原文を見る
All low-paying employees would work for a daughter corporation that doesn't belong to the mother corporation for the purposes of this law.
Also that daughter company is not an employer in the traditional sense, but a "platform" that "connects gig economy entrepreneurs" to "exciting new opportunities".
Edit: to all the 16yo's telling me to just close the loopholes: if only it were that easy.
✍️ 管理人: 「ワクワクする新たな機会」って言い回しが皮肉たっぷりで草。ワイも読んでて「あー、こういう企業の広報文あるわ」ってなった。実際アメリカだと、UberやDoorDashの配達員を「従業員ではなく個人事業主」として扱うやり方が長年の論点で、2020年のカリフォルニア州の住民投票(Prop 22)でも大揉めしたんよ。日本でも「業務委託」「フリーランス」扱いで実質は社員と変わらない働き方、ってパターンが問題になってて、2024年にはフリーランス保護法が施行されたしな。法律を作ると、その網をくぐる方法が即座に生まれるのは万国共通のあるあるやね。追記の「16歳のみんなへ」はぐう正論というか、だいぶ煽っててワロタ。
CEOなら、給料じゃなくてストックオプションを受け取るだけだろ。金になるのは給与じゃなくて株だからな。
原文を見る
The CEO would just take stock options because stock is were the money is not income.
✍️ 管理人: これ、実はアメリカの歴史そのものなんよ。1990年代に「年収100万ドル超の部分は経費にできない」って制度ができたら、会社側は「業績連動ならOK」の例外を使って、ストックオプションや株式報酬を一気に増やしたって話があるんだわ。つまり「上限を作ったら、むしろ報酬の形が複雑になって総額が膨らんだ」っていう皮肉な前例やね。日本は海外に比べるとCEOの額面報酬が控えめと言われるけど、それでも役員報酬に株式を組み込む会社は年々増えてる。個人的には、「基本給だけ規制して満足する」のが一番ザルな設計だと思うわ。
それが機能するのは、上限を「サプライチェーン全体で最も賃金の低い労働者の給与の20倍」に設定した場合だけ。そうしないと、低賃金の従業員を他社に管理させて、その分を経費として計上するだけだよ。
原文を見る
It only works if the cap is 20x what the lowest paid worker of their entire supply chain is. Otherwise they just credit other corporations to manage lower paid employees.
✍️ 管理人: さっきの「子会社に押し込む」作戦を、さらに外注先まで広げた版やね。確かにこれを本気で塞ぐなら、取引先の工場や委託先の末端まで含めないと意味ないわ。ただ、そうなると今度は「世界中の下請け工場の最低賃金」が基準になって、先進国の企業はほぼ上限ゼロ円みたいな話にもなりかねんのよな。日本の大手メーカーも海外工場や下請け構造がめちゃくちゃ広いから、実際にやったら数字の取り方だけで大混乱しそう。個人的には、発想は有能だけど運用が現実的じゃないタイプの案やと思う。
CEOの報酬って、資本主義批判の論点をそらすための囮みたいなもんだよ。本当の問題は、CEOが最低賃金の従業員の100倍稼いでることじゃなくて、その従業員の年収の100万倍もの資産を持つ株主たちなんだ。
原文を見る
CEO pay is kind of a capitalism red herring. The real problem isn’t the CEO making 100 times their lowest paid employee, it’s the equity holders who are worth 1,000,000 times their lowest paid employee’s annual salary
✍️ 管理人: 「CEO叩きは目くらまし」って視点、Redditだとけっこう定番の意見なんよ。CEOは年に数十億円もらっても、世界には数兆円規模の資産を持つ創業者や大株主が普通にいるから、スケールが違うってことやね。日本でも「役員報酬の高さ」はニュースになるけど、実は株の配当や資産運用で増えるお金の方が桁違いなケースもある。ちなみに格差の議論では、働いて稼ぐ所得より、資産から入ってくる収入の方が上位層ほど大きいって指摘がよく出てくるんだわ。ワイも「報酬の倍率」ばかり見てると、本丸を見失うんじゃないかと思う。
それはアホすぎる……。
というのも、企業のCEOなど、報酬が特に高い人たちは、たいてい基本給自体はそれほど高くないからだ。その代わり、株式やボーナスなど、給与には直接含まれない形で莫大な報酬を受け取っている。
もっとマシな解決策は、従業員が会社を所有する協同組合型の仕組みを増やすことだろう。そうすれば従業員は会社の成功に責任を負うと同時に、その恩恵を最も受ける立場にもなる。
原文を見る
This would be dumb….
because most highly-paid individuals at companies eg. CEOs typically don't have high salaries. Rather, they are compensated extremely through equity, bonuses, and other means that aren't directly salary.
A better solution would be something like more co-op ownership structures, where employees own the company and are thusly both responsible for success and the primary beneficiaries.
✍️ 管理人: スコアは20と控えめやけど、中身は一番建設的なコメントやと思うわ。スペインのモンドラゴン協同組合みたいに、従業員が所有して役員との報酬格差も小さく抑える仕組みは実在してて、教科書的な成功例として語られることが多いんよ。日本にも生協や農協、労働者協同組合法(2022年施行)みたいな制度があるけど、普通の会社と比べると影が薄いのが現状やね。個人的には「上限を決める」より「みんなで持つ」方向の方が、抜け道ゲームになりにくくて筋がいいと思う。ただ、大規模な企業でそれをやるのは相当ハードルが高そうやけどな。
このサブで「〜についてどう思う?」系の投稿を全面禁止して、厳格に取り締まるっていうのはどう思う?
原文を見る
How would you feel about a strictly-enforced ban on "how do you feel about" posts in this sub?
✍️ 管理人: ファーwww 今回のスレ自体がまさに「〜についてどう思う?」型の質問なのに、そこにこのツッコミはズルいわ。AskRedditは「How would you feel about…」系のぼんやりした質問が大量に立つせいで、常連が「またそれか」ってなる空気があるんよ。日本の掲示板でも、毎回同じようなテンプレ質問スレが立って「過去ログ見ろ」って言われるのと似てるな。ワイもこのコメント読んで、思わず自分のスレ立てを反省したわ。オチとして完璧すぎるやろ。
💭 管理人の感想
今回のスレ、法律の是非より先に「どうやって回避するか」が盛り上がってて、ネット民の頭の回転の速さに笑ったわ。ポイントは、報酬の上限を決めても、子会社化・外注・ストックオプションといった形でいくらでも抜け道ができるってことなんよ。アメリカでは過去に、高額報酬への課税制度が株式報酬を増やす結果になったと言われてて、「規制が逆効果になる」前例もある。日本は役員報酬の額面がまだ控えめと言われるけど、業務委託や下請け構造で人件費を外に逃がす話は日本でも他人事じゃないやろ。そして「CEOの報酬は囮で、本丸は資産を持つ株主」って意見も、格差の問題を考える上ではけっこう刺さったわ。協同組合のように、そもそも従業員が会社を所有する形に変えるって発想も、時間はかかるけど根本的な解決策かもしれん。結局、数字の上限だけ決めても、お金の流れそのものを見ないと意味がないって話なんやな。みんなは「報酬の上限規制」と「従業員が株を持つ仕組み」、どっちが現実的やと思う? 自分が経営者側やったら、どんな抜け道を考えるかも気になるわ。
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“red herring”
🔊 読み方: レッド ヘリング
🇯🇵 意味: 本当の問題から注意をそらす、的外れな話題や論点のこと。
💡 議論の本筋から目をそらさせる話題を指摘するときに使う。例: "Honestly, the ticket price is a red herring. The real issue is the hidden fees."(正直、チケット価格は本題じゃないよ。問題は隠れた手数料だ)
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: eine Nebelkerze (アイネ ネーベルケルツェ)
→ 直訳は「煙幕用の筒」で、本当の問題から目をそらすための話題や発言を指す、日常会話でもよく使う言い方。
🇫🇷 フランス語: un faux problème (アン フォー プロブレム)
→ 「それは本質ではない見せかけの問題だ」という場面で、会話でも討論でも自然に使う。
🇰🇷 韓国語: 논점 흐리기 (ノンチョム フリギ)
→ 話の本題をぼかして別の方向へ向ける行為を指し、ネット上の議論でもよく見かける。
🇪🇸 スペイン語: una cortina de humo (ウナ コルティナ デ ウモ)
→ 直訳は「煙のカーテン」で、本当の問題を隠すための話題を指し、ニュースや日常会話でよく使う。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/AskReddit


コメント