世界最大級の博物館群『スミソニアン協会』って知ってる人多いと思うけど、その創設資金を出した人がアメリカに一度も足を踏み入れたことないって知ってた?しかも当時のアメリカ人と手紙のやり取りした記録すら残ってないらしい。見ず知らずの国に全財産をぶん投げた男、ジェームズ・スミソンの謎に満ちた話がRedditで盛り上がってたから紹介するわ。庶子として生まれた彼の複雑な出自も絡んでて、なかなか深い話なんよ。
記事によると:
スミソンは遺書の中で、スミソニアンの使命をこう記している:
>私は全財産を……アメリカ合衆国に遺贈し、ワシントンに『スミソニアン協会』を設立する。それは、人類の知識の増進と普及を目的とするものとする。
【訳注: スミソンは貴族の庶子(婚外子)だったため、当時のイギリス法では爵位や正式な相続権が認められなかった。この「出生の事情」が、英国での社会的上昇を諦め、死後に名前を歴史に残すことへの強い執着につながったとされる。】
出生の事情からか、死後の名声への強烈な執着が伺える。科学界ですでに名を馳せ、家柄にも誇りを持っていたにもかかわらず、である。スミソンはかつてこう書き残している:
>私の血管にはイングランドで最高の血が流れている。父方はノーサンバランド家、母方には王族の血も引く。だが、そんな高貴な身分はもはや何の役にも立たない。ノーサンバランド家やパーシー家の爵位が絶え、人々から忘れ去られたとしても、私の名こそが永遠に生き続けるのだ。
原文を見る
From the article:
In his will, Smithson explained the Smithsonian mission:
>I then bequeath the whole of my property, . . . to the United States of America, to found at Washington, under the name of the Smithsonian Institution, an Establishment for the increase & diffusion of knowledge among men.
The circumstances of his birth seem to have created in him a desire for posthumous fame, although he had established quite a reputation in the scientific community and lived proud of his descent. Smithson once wrote:
>The best blood of England flows in my veins. On my father's side I am a Northumberland, on my mother's I am related to kings; but this avails me not. My name shall live in the memory of man when the titles of the Northumberlands and the Percys are extinct and forgotten.
✍️ 管理人: これぐう重いわ…庶子ってだけで爵位も相続権も認められないの、当時のイギリス社会マジで厳しいんよな。日本だと武士の時代でも庶子は家督継げないことあったけど、それでも名字自体は名乗れたわけで、ここまで徹底的に排除されるのはちょっと衝撃。個人的には、この「肩書きより自分の名前を歴史に刻みたい」って執念、めちゃくちゃ人間くさくて好きやわ。結果的に世界最大級の博物館群に名前残せてるんだから、ある意味復讐大成功してるのが草。
あと、これ全然知らなかったんだけど、実は彼の最初の相続人候補は甥だったらしい。でもその甥、遺言書が作られた直後に若くして子供を残さず逝っちゃったんだよね。
[スミソニアン協会の略史 | スミソニアン協会](https://www.si.edu/newsdesk/factsheets/brief-history-smithsonian-institution)
で、結局なんで彼がアメリカを選んだのか、真相は誰もわかってない(謎すぎて草)。
>スミソンの遺贈の動機は今も謎に包まれている。彼は一度も米国を訪れたことがなく、当時の米国人との書簡のやり取りも確認されていない。ある説では、庶出だったために父親の姓を名乗ることを認められなかった英国社会の硬直性への復讐心が背景にあるとする。また別の説では、民主主義や万人のための教育といった啓蒙思想への関心が反映されていると指摘されている。
原文を見る
Further, and I did not know this, his first choice was his nephew, who, while young, died childless shortly after the will was created.
[A Brief History of the Smithsonian Institution | Smithsonian Institution](https://www.si.edu/newsdesk/factsheets/brief-history-smithsonian-institution)
And no one really knows why he chose the USA.
>The motives behind Smithson’s bequest remain mysterious. He never traveled to the United States and seems to have had no correspondence with anyone here. Some have suggested that his bequest was motivated in part by revenge against the rigidities of British society, which had denied Smithson, who was illegitimate, the right to use his father’s name. Others have suggested it reflected his interest in the Enlightenment ideals of democracy and universal education.
✍️ 管理人: 甥っ子が子供残さず早逝したから、結果的にアメリカに全部行ったってのがまた運命感じるわ。ちなみにこの遺贈金、当時の額で約50万ドル、金貨にして11箱分がアメリカに船で運ばれたらしいんだけど、輸送中に難破しかけたりトラブル続きだったんよ。日本だと家系が途絶えそうな時は養子縁組で家名を存続させるのが伝統的だけど、スミソンの場合は「血縁」じゃなくて「理念」を託す相手として国家を選んだのが西洋的というか啓蒙思想っぽくて面白い。復讐説と理想主義説、両方あるのがまた人間の動機の複雑さを物語ってる気がするわ。
「ってことはみんな、今まで『スミソニアン』の発音間違ってたってこと?スミソン-*イアン*って言うべき?」
原文を見る
Are we all pronouncing Smithsonian wrong then? Should it be Smithson-*ian*?
✍️ 管理人: これ地味に鋭いツッコミで草。確かに「スミソン」さんの名前に「-ian」つけただけの施設名だから、律儀に読むならそうなるんだよな。日本語でも人名由来の施設名ってあるけど(〇〇記念館とか)、英語圏だと人名にそのまま接尾辞つけて固有名詞化するのが結構カジュアルにできるのが面白いところ。個人的には発音のマウント取り合いみたいなコメント好きやわ、Redditあるあるやな。
スミソニアン・キャッスルに埋葬されてるってことは、これで彼の遺体も正式に「米国訪問済み」ってカウントでいいよな草 https://www.si.edu/exhibitions/smithson-crypt:event-exhib-796
【訳注: 指しているのはスミソニアン協会の創設者ジェームズ・スミソン。生前は一度も渡米していないが、死後に遺体がワシントンD.C.の施設に移葬された事実を、生者の渡航歴のように論理をずらして楽しむReddit特有のドライなユーモア】
原文を見る
Since he’s buried at the Smithsonian Castle, his body has visited the US. https://www.si.edu/exhibitions/smithson-crypt:event-exhib-796
✍️ 管理人: この屁理屈っぷりが海外ネットのユーモアって感じでクッソワロタ。実際スミソンはイタリアのジェノヴァで亡くなって、最初はそこに埋葬されたんだけど、1904年に墓地が採石場開発で潰れる話が出て、慌てて遺骨をワシントンまで運んだんよ。日本だと分骨とか改葬自体は珍しくないけど、こうやって「死んでからやっと目的地に到着」ってドラマチックな展開になるのはなかなかない。生きてる間は頑なに来なかったのに、骨になってから来るってところに妙な味わいがあるわ。
この人、ジャズに飛行機に核エネルギーとかのヤバさを完全に見抜いてたな草
原文を見る
Bro foresaw how cool jazz and airplanes and nuclear energy etc would be
✍️ 管理人: ちょっと文脈飛んでる感あるコメントやけど、多分スミソンが科学者として当時最先端の化学研究してたことに絡めた皮肉かツッコミやと思うわ。実際彼は電気分解や鉱物学の研究で当時の科学界では結構名の知れた人物やったらしい。日本で例えるなら、幕末に西洋の科学技術にいち早く目をつけてた蘭学者みたいなポジションかもな。先見の明があった人物への「まさかこの時代からヤバさ分かってた?」的な冗談として読むと納得いくコメントやわ。
ご親切にありがたいわ(草)
原文を見る
How nice of him.
✍️ 管理人: 短いけど地味に皮肉効いてそうなコメントやな、多分上の脱線気味なコメントへの軽い当てこすりやと思うわ。Redditのスレって本筋からちょっとズレたレスに対してこういう乾いたツッコミ入るのあるあるなんよな。日本の掲示板でも「それスレタイと関係なくない?」的なレスあるけど、あっちはもうちょい直接的にサラッと流す感じが特徴的。個人的にはこういう空気読んだ一言ツッコミがコメント欄の締めにちょうどいいと思うわ。
💭 管理人の感想
いやースミソンの話、調べれば調べるほど謎が深まる案件やったわ。庶子として生まれたせいで英国社会では正当な地位を得られず、それでも「自分の名前だけは歴史に残したい」という執念だけで、会ったこともない遠い国に全財産を託したわけやからな。日本だと血縁や家柄を重視する文化が根強いけど、スミソンの場合は血縁より「理念」や「知の探求」を託す相手として国家そのものを選んだのが西洋的な発想で興味深いところ。復讐説と啓蒙思想説、どっちが本当の動機かは永遠に分からんままなんやろうけど、結果的に世界最大級の博物館群として彼の名前が今も生き続けてるのは皮肉というか運命というか。前にノーベル賞のノーベルも、ダイナマイトの罪悪感から死後の名声にこだわったって話があったけど、こういう「死後の評価に全振りする有名人」って歴史上結構いるんよな。日本円換算で当時の遺贈額は数億円規模とも言われてて、個人の遺産が国家レベルの文化施設の礎になったってスケール感がすごい。みんなは、もし莫大な財産を遺すことになったら、見知らぬ国の未来のために全部託せる?ワイは正直そこまでの度胸ないから、スミソンの覚悟にはちょっと尊敬してしまうわ。
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“How nice of him.”
🔊 読み方: ハウ・ナイス・オブ・ヒム
🇯🇵 意味: 彼って優しいね(状況によっては皮肉にも使える)
💡 誰かの親切な行動や気の利いた振る舞いに対する軽いコメントとして使う。本当に感心した時にも、逆に「今さら?」という皮肉として使う時にも使える万能フレーズ。例: 友人が急に手伝ってくれた時に'How nice of him.'と一言添える。
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: Wie nett von ihm. (ヴィー・ネット・フォン・イーム)
→ 英語と同様、素直な褒め言葉としても皮肉としても日常会話でそのまま使われる定番表現。
🇫🇷 フランス語: C'est gentil de sa part. (セ・ジョンティ・ドゥ・サ・パール)
→ フランス語話者が誰かの気遣いに反応する時によく使う自然な相槌フレーズで、皮肉っぽく言うこともできる。
🇰🇷 韓国語: 완전 착하네. (ワンジョン・チャカネ)
→ カジュアルな会話で相手の優しさに感心する時によく使われる表現で、トーンによっては軽い皮肉にもなる。
🇪🇸 スペイン語: Qué amable de su parte. (ケ・アマブレ・デ・ス・パルテ)
→ スペイン語圏で誰かの親切な行動に対して自然に使われる口語表現で、皮肉として使う場合もイントネーションで表す。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned


コメント