【海外の反応】教皇が絶賛した映画を見てもない牧師が「冒涜だ!」と騒いで全米放送禁止にした話

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おまいら、1977年の映画『ナザレのイエス』って知ってるか? 批評家にも大絶賛されて興行的にも大ヒット、しかもローマ教皇本人が「いいね!」ってお墨付きまで出した作品なんだけど、アメリカではなぜかまともに放送できなかったんよ。理由がまたアレで、ボブ・ジョーンズっていう牧師が映画を一秒も観てないのに「冒涜的だ!」って大騒ぎしたせい。結局、復活のシーンをわざわざ撮り直して追加してようやく放映にこぎつけたっていう、なんともアメリカらしいエピソードがRedditで話題になってたわ。

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サブレディット: r/todayilearned

言語: 🇺🇸 英語

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問題の牧師はボブ・ジョーンズな。こいつの名前がついたボブ・ジョーンズ大学は、1975年まで黒人の単独入学を受け入れてなかったし、学生間の異人種交際をなんと2000年まで禁止してたからな。

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The preacher in question was Bob Jones, namesake of Bob Jones University, which did not admit single Black students until 1975 and prohibited interracial dating among its student body until **2000**

✍️ 管理人: 2000年て。21世紀入ってからようやく異人種交際OKになったってマジかよ。日本だと大学で交際禁止とかそもそも発想がないから余計に衝撃だわ。ちなみにボブ・ジョーンズ大学はサウスカロライナ州にある超保守派のキリスト教系大学で、2000年の方針転換はブッシュ大統領候補が訪問して大炎上したのがきっかけらしい。こういう「大学の名前に創設者の名前つけちゃう」パターン、アメリカでは結構あるけど、創設者がやらかしてると大学名ごと黒歴史になるのがキツいよな。

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モンティ・パイソンの『ライフ・オブ・ブライアン』みたいな話やなw あの映画も冒涜的だって大騒ぎされたけど、イエス本人が映ってるのなんてせいぜい3秒くらいだし、セリフも聖書から一言一句そのまま引用してるだけなんだよな。草

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Sounds like Monty Python’s Life of Brian. Which was considered blasphemous despite it only depicting Jesus for like 3 seconds and quoting him word for word.

✍️ 管理人: 『ライフ・オブ・ブライアン』は1979年のイギリスのコメディ映画で、キリストと同じ日に隣の馬小屋で生まれた男の話なんよ。公開当時はノルウェーで上映禁止、アイルランドでは8年間BANされたっていう伝説の作品。でも実際観るとキリスト教そのものをバカにしてるわけじゃなくて、「盲目的に誰かを崇拝すること」を風刺してるんだよな。日本だと宗教ネタのコメディってわりと自由にやれるけど(聖☆おにいさんとか)、欧米だとガチで社会問題になるのが文化の違いを感じるわ。

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ネット以前も含めて、ワイが人生で初めてBANされたのがBBSだったわ。「『キリスト最後の誘惑』を批判するなら、まず観てから判断しようぜ」って書いたら、それが気に食わなかったらしくてBANされたw
そういう「とにかく何かにキレてないと気が済まない」人っているよな。

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My first time banned anywhere online (pre-Internet) was on a BBS because I had the audacity to say "maybe we should wait to see *Last Temptation of Christ* before we criticize it. Some people have a deep-seated need to be angry about something.

✍️ 管理人: 「観てないけど批判します」って、いつの時代にもおるんやな。今だとTwitter(X)で記事の見出しだけ読んで炎上に参加するのと全く同じ構造やん。日本でも映画『靖国 YASUKUNI』が公開前から国会で問題視されて上映中止になった映画館が続出した件があったけど、批判してた議員のほとんどが試写を観てなかったっていうオチがあるんよ。ちなみにBBSってのはインターネット普及前の電子掲示板で、電話回線でつないで使うやつ。日本でいう草の根ネットみたいなもんやな。

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アル・シャープトンが映画『Coonskin』を人種差別的だって宣言して大規模ボイコット呼びかけたんだけど、NAACPが実際にその映画を観たら「これ明らかに風刺じゃん」って気づいて、シャープトンに「そもそもお前この映画観たことあんの?」って聞いたら「いや、観てない」だってさ。草

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Al Sharpton declared the film Coonskin to be racist and called for a mass boycott, but when the NAACP watched the film they picked up on the extremely obvious satire of the movie, asked Al Sharpton if he had even seen it, which he said he had not.

✍️ 管理人: またかよw 見てないのに批判するパターン多すぎだろ。NAACPってのは全米有色人種地位向上協会っていうアメリカの公民権団体で、ここが「風刺だから問題ない」って判断したのは結構重い。日本でも昔、筒井康隆の作品がてんかん協会の抗議で絶版になった騒動があったけど、あれも作品の文脈を無視した批判だって議論になったんよな。「まず観てから(読んでから)判断しよう」って、こんな当たり前のことがなぜこうも難しいのか。個人的には、影響力のある人ほど発言前に一次ソース確認する義務があると思うわ。

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放送前に『ナザレのイエス』がアメリカのプロテスタント根本主義者たちから炎上食らった経緯を詳しく書くと、先頭に立ったのがボブ・ジョーンズ3世とビル・ブライト博士。彼らの主張は「福音書に忠実なら復活を描けよ」と。監督のゼッフィレッリはイエスを「普通の人間——穏やかで脆くシンプルな存在」として描くと語ってて、ジョーンズはこれを「キリストの神性の否定だ」と受け取って、映画を一秒も観てないのに「冒涜」認定。スポンサーのGMには18,000通もの抗議の手紙が届いて、GMは300万ドルの投資をドブに捨ててスポンサー降板。その後P&Gがたった100万ドルで放映権を買い取って、妥協案として「復活シーン」を追加。空の墓→イエスが弟子と復活について語るシーンが加えられた。

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>*Before its initial broadcast, Jesus of Nazareth came under ideological fire from some American Protestant fundamentalists, led by Bob Jones III, president of Bob Jones University in South Carolina, and Dr. Bill Bright, because they felt the TV movie had to have the resurrection of Jesus Christ to be true to the Gospel account. Zeffirelli had told an interviewer from Modern Screen that the film would portray Jesus as "an ordinary man – gentle, fragile, simple". Jones interpreted this as meaning that the portrayal would deny Christ's divine nature. Having never seen the film, Jones denounced it as "blasphemy". Others picked up the cry and 18,000 letters were sent to General Motors, which had provided $3 million of the film's cost. Sacrificing its investment, GM backed out of its sponsorship.[9] Procter and Gamble eventually took it over, buying the U.S. rights for a relatively low price of some $1 million. Their financial support allowed the mini-series to be screened after a simulated resurrection was added at the suggestion of Dr. Ted Baehr, a theologian and media pundit, who was friends with the producer, Vincenzo Labella, and acquainted with the protesters. The scenes showed the empty tomb, and then cut to Jesus discussing his death and resurrection with his disciples.*

✍️ 管理人: GMが300万ドル(当時のレートで約8億円くらい)出してたのに、手紙18,000通で降りるの判断早すぎて草。でもP&Gが100万ドルで放映権掻っ攫ったのは有能すぎるだろ。結局この映画は大ヒットしたから、P&Gは大儲けしたことになるな。日本のテレビでもスポンサーへの電凸で番組が変わる問題あるけど、1977年の時点で「組織的な抗議でスポンサーを降ろす」戦術が確立されてたのがすごいわ。ゼッフィレッリは『ロミオとジュリエット』の名匠で、芸術的な作品を撮る人だから「普通の人間としてのイエス」を描きたかった気持ちはわかる。

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クリスチャンじゃないけど、この映画は何度見ても最高に楽しめるわ。

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I’m a non Christian and I have thoroughly enjoyed watching this movie throughout my life.

✍️ 管理人: これ結構大事な感想だと思うんよ。宗教映画って信者向けのイメージあるけど、良い作品は信仰関係なく観れるってことやな。日本人なんてほとんどクリスチャンじゃないのにクリスマス祝ってるし、『ベン・ハー』とか『十戒』みたいなキリスト教映画も普通にテレビで放送されて高視聴率取ってたからな。個人的にも宗教題材の映画は好きで、遠藤周作原作の『沈黙』(スコセッシ版)なんかは日本のキリシタン弾圧を描いてるけど、信仰の有無関係なく心に刺さる名作だと思うわ。

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この作品のIMDbトリビアより:

「チュニジアで撮影中、セットにR2-D2がサプライズ登場した。ジョージ・ルーカスが同時期に『スター・ウォーズ エピソード4』を撮ってて、女優クー・スタークの証言だと『リモコン操作でR2-D2はカメラの外に出て砂丘の裏に消えるはずだったんだけど、リモコンが効かなくなって、そのまま《ナザレのイエス》のセットに迷い込んじゃったの』だってさ」

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From the IMDB trivia of this series:

"While shooting in Tunisia, the set had a surprise visit by R2-D2. George Lucas was shooting Star Wars: Episode IV – A New Hope (1977) at the same time and, according to actress Koo Stark: "Operated by remote control, R2-D2 had to trundle off camera and disappear behind a sand dune. But the remote control failed to stop the robot and he wandered onto the set of Jesus of Nazareth."

✍️ 管理人: R2-D2がイエス・キリストのセットに乱入とかいう奇跡のクロスオーバー草www 1977年って『スター・ウォーズ』と『ナザレのイエス』が同じチュニジアで同時期に撮影されてたのか。チュニジアのマトマタっていう地域はスター・ウォーズのタトゥイーンのロケ地として有名だけど、まさかイエス様の撮影現場にドロイドが突撃してたとは。日本の時代劇の撮影所で別作品のキャラが迷い込むみたいな話だけど、スケールが違いすぎて笑う。これ映像残ってたら人類の宝だったのに。

💭 管理人の感想

今回の話、本質は「見てもいないものを批判する」っていう人間の普遍的なやらかしなんよな。1977年の話なのに、2024年のSNS炎上と構造が全く同じっていうのが笑えないわ。教皇がOK出してる映画を、一牧師の未見批判でスポンサーが降りて放送できなくなるって、組織的な抗議活動の威力がエグすぎる。日本でもSNSでの不買運動とかスポンサー凸で番組が打ち切られるケースが増えてるけど、アメリカは50年前からこれやってたんだな。ボブ・ジョーンズ大学が2000年まで異人種交際禁止してた話もセットで考えると、この牧師の「冒涜」認定がどういう思想的背景から出てきたかよくわかる。でも結局P&Gが格安で権利取って大ヒットしたから、ビジネス的にはGMの大敗北っていうオチも最高。そしてR2-D2乱入エピソードっていう完璧なデザートまでついてくるの、Redditのスレとして完璧すぎるだろ。みんなは「観てないけど批判する人」にどう対応してる? 個人的にはもう「で、観たの?」の一言で十分だと思うわ。

📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜

“a deep-seated need to be angry about something”

🔊 読み方: ア・ディープシーテッド・ニード・トゥ・ビー・アングリー・アバウト・サムシング

🇯🇵 意味: 何かに対して怒らずにはいられない根深い欲求があること

💡 見てもいない映画を批判する人や、常に文句を言いたがる人について話すときに使える。例:「あの人、いつも何かに怒ってるよね」→ 'Some people just have a deep-seated need to be angry about something.'

🌍 他の言語では?

🇩🇪 ドイツ語: Manche Leute brauchen einfach etwas, worüber sie sich aufregen können (マンヒェ・ロイテ・ブラウヒェン・アインファッハ・エトヴァス・ヴォリューバー・ズィー・ズィッヒ・アウフレーゲン・ケネン)

→ sich aufregenは「興奮して怒る」のニュアンスで、日常会話で非常によく使われる表現。

🇫🇷 フランス語: Il y a des gens qui ont toujours besoin de râler contre quelque chose (イリヤ・デ・ジャン・キ・オン・トゥジュール・ブゾワン・ドゥ・ラレ・コントル・ケルク・ショーズ)

→ râlerは「ブツブツ文句を言う」というフランス人が日常的に多用するカジュアルな動詞。

🇰🇷 韓国語: 어떤 사람들은 뭐든 화낼 거리를 찾아다녀 (オットン・サラムドゥルン・ムォドゥン・ファネル・ゴリルル・チャジャダニョ)

→ 「화낼 거리를 찾아다니다」は怒る理由をわざわざ探し回るという皮肉を込めた口語表現。

🇪🇸 スペイン語: Hay gente que siempre necesita estar enojada por algo (アイ・ヘンテ・ケ・シエンプレ・ネセシータ・エスタール・エノハーダ・ポル・アルゴ)

→ 中南米ではenojadaが一般的、スペインではenfadadaがより自然。


※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned

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