ドイツ人なら誰でも知ってる「白バラ」って知ってた? ナチス政権下のミュンヘン大学で、ショル兄妹ら学生たちが反戦ビラを配って抵抗した運動なんよ。1943年2月18日にビラを撒いたところを見つかって逮捕され、尋問から裁判、処刑まで、たった数日で終わってしまった。21歳と24歳の若者がやったのは「ビラを配った」ことだけ。この話がRedditで4000超のスコアを集めて、日本人にもあまり知られてないドイツの歴史が語られとったから紹介するで。
沼にハマって、今はトラウデル・ユンゲのWikipediaを読んでる。マジで興味深い話がいろいろ載ってる。ヒトラーが自殺したとき、みんな銃声を聞いてたなんて知らなかった。彼女も、ヒトラーが自殺するつもりだって分かってたはずだよね。
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I've gone down the rabbit hole and am now reading the Wikipedia page on Traudl Junge. There's some seriously fascinating stuff – i did not realise that everyone heard hitler shoot himself. She must have known he was going to do it
✍️ 管理人: TILスレあるあるの「関連ページを延々たどって気づいたら朝」ってやつやな。トラウデル・ユンゲはヒトラーの最後の個人秘書で、ソフィー・ショルと年がほぼ同じ(ユンゲは1920年生まれ、ソフィーは1921年生まれ)なんよ。晩年のインタビューで、同世代のソフィーが処刑されたことを知って「若かったから知らなかったは言い訳にならない」と悔やんだと言われとる。同じ年頃の若者が、一方は総統のそばでタイプを打ち、もう一方はビラを撒いてギロチンに向かった。この対比は重いわ。
ちなみに、ドイツではめちゃくちゃ有名だよ。みんな学校でこれについて習うからね。
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They're extremely famous in Germany btw. Everyone learns about this in school.
✍️ 管理人: これはマジで、ドイツでは歴史の授業の定番なんよ。ミュンヘン大学前の広場は「ショル兄妹広場」って名前やし、ショル兄妹の名前がついた学校も全国にいっぱいある。2003年にドイツのテレビ局ZDFがやった「最も偉大なドイツ人」投票でも、ショル兄妹はトップ10に入っとった。日本でいえば、戦時中の弾圧事件を教科書で習うのに近いけど、「ヒーロー」として語られる度合いは日本よりずっと強い気がするわ。個人的には、こういう「負の歴史に抵抗した人」を国全体で顕彰する文化が羨ましいと思う。
彼らを題材にしたドイツの良作映画があるよ。たしか『白バラ』だったかな。ドイツではかなり有名だよ。
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There's a good German movie about them, the white rose IIRC. They're quite known in Germany
✍️ 管理人: コメントの「白バラ」は、1982年の映画『白バラは散らず』(ドイツ語原題 Die Weiße Rose)のことやと思う。もうひとつ、2005年の『ゾフィー・ショル 最期の日々』(日本公開タイトル)はアカデミー外国語映画賞にノミネートされとって、こっちのほうが国際的には有名やな。後者は、冷戦後に公開された尋問記録をもとに作られとるのが特徴で、ゾフィーの尋問シーンはほとんど実際のやり取りを再現しとるらしい。映画を観る前に、まず史実を知っておくと刺さり方が全然違うで。
オットー・ハンペルとエリーゼ・ハンペルの夫妻も参照。2人はベルリンで第三帝国を批判する匿名のはがきを書き、人目に触れるよう郵便受けや街のさまざまな場所に置いていた。最終的に逮捕され、1943年にギロチンで処刑された。
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See also Otto and Elise Hampel, a married couple who wrote anonymous postcards against the Third Reich in Berlin and leaving them in post boxes and at various other places for people to find. Eventually caught and guillotined in 1943.
✍️ 管理人: ハンペル夫妻は、ショル兄妹ほど有名じゃないけど、実は小説にもなっとる。ハンス・ファラダの『ベルリンに一人死す』(原題 Jeder stirbt für sich allein)が、この夫妻の実話をもとにしとって、2016年には映画『アローン・イン・ベルリン』にもなった。夫婦はごく普通の労働者で、エリーゼの弟が戦死したのをきっかけに、2年以上、200枚以上のはがきを置いて回ったとされとる。ほとんどのはがきは拾った人が怖がってゲシュタポに届けてしまったという話で、そこが一番しんどいわ。日本でも言論統制の時代に似た話はあったはずやけど、一般人の「小さな抵抗」はなかなか記録が残らんのよな。
「笑えない豆知識」だけど、ハンス・ショルは10代の頃に同性愛関係にあったため、反同性愛法であるドイツ刑法第175条違反で逮捕された前歴があり、家族はその事実を隠蔽していた。
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“Fun” fact Hans Scholl had a prior arrest for §175 StGB (the anti-gay law) because he was in a homosexual relationship as a teenager, which the family covered up.
✍️ 管理人: 「笑えない豆知識」と書いてあるとおり、これはなかなか重い話やな。第175条は男性同士の性行為を処罰する条文で、ナチス時代に厳罰化されたんやけど、実はドイツ連邦共和国になってからも長く残って、完全に廃止されたのは1994年なんよ。有罪にされた人たちの名誉回復が法律で決まったのは2017年で、つい最近の話やで。ただ、ハンスのこの件は手続きが途中で打ち切られたとされとるから、「前科」というより「摘発された過去」と呼ぶほうが正確かもしれん。英雄の人生にも隠されてきた一面があったってことで、完璧な聖人像より人間くさくて、ワイはそのほうが好きやな。
ハンスとゾフィー・ショルだけで活動していたわけではありません。クルト・フーバー教授や、学生のアレクサンダー・シュモレル、ヴィリー・グラーフ、クリストフ・プロープストもグループの中心メンバーでした。私の記憶では、「白バラ」はハンス・ショルとアレクサンダー・シュモレルによって結成されました。クリストフ・プロープストはショル兄妹と同時に裁判にかけられ、ギロチンで処刑されました。その数か月後には、シュモレル、グラーフ、フーバーを含む協力者16人が裁判にかけられ、死刑または禁錮刑を言い渡されました。ヴィリー・グラーフの姉妹であるアンネリーゼ・グラーフも、禁錮刑を言い渡された一人でした(ヴィリー・グラーフは数か月にわたる尋問の末に処刑されました)。彼女は戦後、「白バラ」の物語が忘れ去られないようにするため、多大な尽力をしました。
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Hans and Sophie Scholl weren't working alone. Professor Kurt Huber and students Alexander Schmorell, Willi Graf, and Christoph Probst were also core members of the group. From what I remember, the White Rose was started by Hans Scholl and Alexander Schmorell. Christoph Probst was tried and guillotined at the same time as the Scholls. Months later, Schmorell, Graf, Huber, and 13 other collaboraters were tried and sentenced to execution or imprisonment.
Willi Graf's sister, Anneliese Graf, was one of those sentenced to imprisonment (Willi Graf was executed after months of interrogation), and she did a huge amount of work to keep the story of the White Rose from being forgotten after the war.
✍️ 管理人: スコアは9と地味やけど、情報量でいえばこのスレで一番有能なコメントやと思う。「もっと評価されるべき」枠やな。ショル兄妹ばかり有名になりがちやけど、グループは大学の教授や医学生を含む複数人で、ロシア生まれのシュモレルは後に正教会で聖人に列せられたことでも知られとる。ちなみにクリストフ・プロープストは3人の子持ちで、兄妹と同じ日に処刑されとる。語り継ぐ人がいたから今ワイらが知れるわけで、アンネリーゼ・グラーフの「戦後の仕事」こそ、記憶を守る大事な抵抗やったと思うわ。
「本当の害を生み出すのは、『なんとか無難にやっていきたい』と願う何百万もの人々だ。平穏に放っておいてほしいだけの、ごく普通の人々。自分のちっぽけな人生を、自分より大きな何かに乱されたくない人々。どちらの側にも立たず、掲げる大義もない人々。自らの弱さと向き合うのが怖くて、自分の強さを確かめようとしない人々。波風も敵も立てたくない人々。彼らにとって、自由、名誉、真実、信念など、ただの文学の中の言葉にすぎない。小さく生き、小さく愛し、小さく死ぬ。それは、人生をひたすら縮小して考える生き方だ。すべてを小さくしておけば、何もかも自分の手の内に収めておける。物音を立てなければ、怪物にも見つからずに済む、と。だが、そんなものはすべて幻想だ。安全でいるために、自らの魂を小さく丸め込んだ人々も、結局は死ぬのだから。安全だって? いったい何から? 生は常に死と隣り合わせだ。狭い路地も広い大通りも、行き着く先は同じ。小さなろうそくも、燃え盛るたいまつと同じように、いつかは燃え尽きる。ならば私は、自分がどう燃えるかを、自分で選ぶ。」 ゾフィー・ショル 1921年5月9日 – 1943年2月22日
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"The real damage is done by those millions who want to 'get by.' The ordinary men who just want to be left in peace. Those who don’t want their little lives disturbed by anything bigger than themselves. Those with no sides and no causes. Those who won’t take measure of their own strength, for fear of antagonizing their own weakness. Those who don’t like to make waves—or enemies.
Those for whom freedom, honour, truth, and principles are only literature. Those who live small, love small, die small. It’s the reductionist approach to life: if you keep it small, you’ll keep it under control. If you don’t make any noise, the bogeyman won’t find you.
But it’s all an illusion, because they die too, those people who roll up their spirits into tiny little balls so as to be safe. Safe?! From what? Life is always on the edge of death; narrow streets lead to the same place as wide avenues, and a little candle burns itself out just like a flaming torch does.
I choose my own way to burn."
Sophie Scholl 9 May 1921 – 22 February 1943
✍️ 管理人: これ、ネットでは「ゾフィー・ショルの言葉」として広く出回っとる名言やけど、手紙や日記といった一次資料で確認できるのか、正直ワイにはよく分からん。出典がはっきりしない名言がネット上で独り歩きするのはよくあることやから、引用するときは一次資料までさかのぼったほうがええで。それでも、「自分がどう燃えるかを自分で選ぶ」という言葉が刺さるのは確かやな。日本でも、大きな流れに黙って従うほうが楽だった時代は何度もあったはずで、他人事とは思えん。コメ欄を読み終えて、最後にこれが残るのはずるいわ。
💭 管理人の感想
今回のスレは、ビラを配っただけの学生が数日で処刑されたという、ナチス体制の恐ろしさを改めて見せつけるものやった。ショル兄妹は1943年2月18日にミュンヘン大学でビラを撒いて逮捕され、22日に人民法廷で死刑判決を受けて、その日のうちに処刑されとる。尋問から処刑までの短さは、「裁判」とは名ばかりで、結論ありきの手続きだったことを物語っとるわ。コメントを見ると、ドイツではこの話が学校教育で当たり前に教えられとって、広場や学校の名前にまでなっとる。日本でも戦前に治安維持法で多くの人が弾圧されたけど、その歴史をここまで「自分たちの物語」として語る文化があるかというと、ちょっと考えさせられるな。ちなみにショル兄妹の最後のビラは、ひそかに国外へ持ち出されて、連合軍の飛行機からドイツ上空に撒かれたとも言われとる。つまり彼らの言葉は、本人たちが処刑された後に、むしろ広まったことになる。ハンペル夫妻のように、記録にも残りにくい「普通の人の小さな抵抗」にも光を当てたコメントがあったのが良かったわ。ワイも、自分が当時のドイツや日本にいたら、黙って波風を立てない側に回っていた可能性が高いと思う。それでも、こうして知って語り継ぐことが、せめてもの責任なんやろな。みんなやったら、同じ状況で「自分がどう燃えるか」を選べると思う?
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“I've gone down the rabbit hole”
🔊 読み方: アイヴ ゴーン ダウン ザ ラビット ホール
🇯🇵 意味: ひとつ調べ始めたら次々と関連情報にハマって、抜け出せなくなってしまった。
💡 Wikipediaの記事やYouTube動画を見ているうちに、気づけば何時間も別の話題を掘り続けていたときに使う。例: "I started looking up one actor and now I've gone down the rabbit hole."(1人の俳優を調べ始めたら、どっぷりハマってしまった)
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: Ich hab mich bei Wikipedia total festgelesen (イッヒ ハプ ミッヒ バイ ヴィキペーディア トタール フェストゲレーゼン)
→ 「sich festlesen」は読み始めたら止まらなくなる意味の口語で、ネットの沼にハマった場面でドイツ語話者が自然に使う。
🇫🇷 フランス語: Je me suis fait aspirer par Wikipédia (ジュ ム スュイ フェ アスピレ パール ヴィキペディア)
→ 「aspirer(吸い込まれる)」で気づいたら引き込まれていた感じを出す、くだけた会話向きの言い方。
🇰🇷 韓国語: 파다 보니 끝이 없네 (パダ ボニ クチ オムネ)
→ 「掘っていたらキリがない」という意味で、ネットで調べ物をして深みにハマったときに友達同士でよく使う。
🇪🇸 スペイン語: Me metí en una espiral de Wikipedia (メ メティ エン ウナ エスピラル デ ウィキペディア)
→ 「espiral」でリンクをたどって抜け出せなくなる感覚を表す、カジュアルな表現。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned


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