「国家の本気」と「市場の本気」がガチで殴り合ったら、勝つのはどっちだと思う?1992年9月16日、通称『ブラック・ウェンズデー』では、英国政府がポンドを守るために金利を一晩で15%まで引き上げ、外貨準備を33億ポンドも投入したのに完全敗北。しかもその同じ日に、ある投資家がポンドの空売りだけで11億ドルを稼いでいたっていうんやから、経済史に残る伝説の一日なんよな。今日はそんな『国家 vs 投機筋』のガチンコ対決に、海外掲示板の反応を見ていくで。
自分の若かりし頃が、君にとっては「知らない歴史」扱いになってるとき…
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When my early adulthood is your unknown history
✍️ 管理人: これめっちゃわかる、自分が普通に覚えてる出来事が下の世代には『歴史』扱いされる瞬間ってマジで凹むんだよな。日本で言うとバブル崩壊とか阪神大震災を知らない世代が増えてるのと同じ感覚やろな。ちなみにブラック・ウェンズデーは1992年9月16日、たった1日の出来事やのに未だに経済の教科書に載るレベルの伝説になってる。個人的にはこういう『生き証人』的な感覚、歳取ると増えてく気がするわ。
当時の英国財務相の顧問をしていたのが、のちに首相になって、保守党内の反乱分子を黙らせるために悲惨なブレグジット国民投票を仕掛け、見事に自爆した、あのデイヴィッド・キャメロンだった。
失敗した人間にご褒美を与えるのは英国だけの専売特許ではないけど、うちはその分野でやたら才能を発揮している気がする。
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The advisor to the British Chancellor at the time was a certain David Cameron who would later become prime minister and arranged the catastrophic Brexit referendum to deal with the rebels in the Tory party which backfired spectacularly.
Rewarding failure is not unique to the UK but we seem to excel at it.
✍️ 管理人: デイヴィッド・キャメロンがまさかここで出てくるとは草。当時の財務相はノーマン・ラモントで、キャメロンはその特別顧問やったんよな。国民投票で自爆して辞任した数年後にこの話が蒸し返されるの、因果応報感あって笑えん。日本でも過去の失政で干されたはずの政治家が数年後にしれっと重要ポストに戻ってくることあるし、これ万国共通のあるあるなんかもな。
ジョージ・ソロスが大儲けしたのもまさにそれ。トッテナム・ホットスパーのオーナーもそう。ドカンと一発、大勝負に出たんだ。
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That's how George Soros made all his money. And the owner of Tottenham Hotspur. One big bet.
✍️ 管理人: ジョージ・ソロスがこの一件で『イングランド銀行を潰した男』って異名つけられたの有名やな。トッテナムのオーナーの話も出てるけど、あれはジョー・ルイスってビジネスマンでソロスの盟友やった人物。日本円換算やと当時の11億ドルは約1400億円くらいで、たった1日でこの規模を動かせる胆力がエグい。個人的には、こういう『国家 vs 個人投資家』の構図って映画みたいでロマンあるけど、実際に自国通貨がやられる側だったらたまらんよな。
これは、通貨の価値を無理に支えるのがなぜ危険なのかを警告するために、経済学者がよく引き合いに出す代表的な事例の一つです。
イングランド銀行は何年ものあいだ、ポンドの価値を支えるためにポンドを買い続けていました。しかしこの時点で、過大評価されたポンドのせいでイギリスの輸出品の価格が高くなりすぎ、イギリス経済に悪影響を及ぼしていると感じ始めました。
そこで銀行は、こっそりポンド買い支えをやめ、自然に適正な価格まで下落させることにしました。ところが彼らが見落としていたのは、高い価値を持つポンドが多くの国にとって魅力的な準備通貨になっていたことです。特にナイジェリアは、石油産業の好況で経済ブームを迎えており、自国通貨の価格変動から資産を守るため、利益の大半を実質的にポンドに替えていました。
ポンドの価格が下がり始めると、多くの国がパニックになって準備資産を売り始めました。中でもナイジェリアの売却がとりわけ壊滅的だったのは、同国が数億ポンド規模の準備を保有しており、それが一気に市場に流れ込んでポンドの価格を急落させたからです。
ここでイギリス政府が介入し、ポンドを買い始めましたが、出血を止めることはできませんでした。最終的にイギリス政府は、被害を食い止めるため、ポンドを為替市場から外さざるを得なくなりました。
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This is one of the principal cases economists use to warm why propping up currency is a risky idea.
The bank of England had for years been buying pounds to prop it's value. At this point it began to feel that it was having a negative effect on the British economy as the overvalued pound made the price of British exports too high.
The bank decided to quietly stop propping the pound and let it naturally fall to its proper price point. What they failed to take into account was that a high value pound had become an attractive reserve currency to many countries. One in particular was Nigeria which was experiencing an economic boom in their oil industry and basically converting most of their profit into pounds to protect them from the price fluctuations of their own currency.
When the price of the pound began to drop, a lot of countries began to panic and sell off their reserves, what made Nigeria doing this specially catastrophic was that it had hundreds of millions in reserves which soon flooded the market and made the price of the pound plummet.
This is when the British government stepped in and began to buy pounds, but this failed to stop the hemorrhage. The British government saw itself eventually forced to remove the pound from currency market to contain the damage.
✍️ 管理人: これめっちゃ丁寧な解説でありがたいわ、ぐう有能。当時のイギリスはERM(欧州為替相場メカニズム)っていう、通貨をある程度の変動幅に固定する仕組みに参加しててそのせいで身動き取れんかったんよな。日本で言うと日銀が為替介入で円を買い支えようとしてるのに近い構図で、2022年の円安介入で数兆円溶かした話を思い出すわ。ナイジェリアの準備資産の話は初耳やったけど、まさに『石油国の資産防衛がポンドを殺す』展開で連鎖の面白さがすごい。
ちなみに、ジョージ・ソロスもこうやって荒稼ぎしたんだぞ。
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This is how George Soros made his bucks btw
✍️ 管理人: これもう3回目くらいソロスの話出てきてて草、みんなそんだけ衝撃的やったってことやろな。ちなみにこの11億ドル、インフレ調整すると今の価値で20億ドル超えるらしい。日本のヘッジファンドでここまで派手に稼いだ話ってあんまり聞かんし、規制の強さの違いもあるんかもな。まあ結局『みんな大好きソロスの話で締める』のが一番オチとして分かりやすいのは間違いないわ。
💭 管理人の感想
今回のブラック・ウェンズデーの話、要は『国家の意地』と『市場の合理性』がガチンコでぶつかって、市場側が完全勝利した事件やな。イギリス政府は金利15%まで上げて33億ポンドも溶かしたのに、たった1日でポンドを守りきれんかった。日本だと日銀の為替介入がこれに近いけど、幸い日本はここまで派手に負けた記憶はない…と思いきや2022年の円安局面でも数兆円規模の介入して一時的な効果しかなかったし、根本は同じ構造なんよな。個人的にはこの事件、『市場に逆らうと国家すら負ける』っていう教訓として今でも通用すると思う。関連で言うと、1997年のアジア通貨危機とかLTCM破綻とかも似たような『市場 vs 権威』の構図やったし、興味あったら調べてみてほしいわ。みんなは、もし自国の通貨がこうやって狙い撃ちにされたらどう思う?正直ワイは他人事に見えて実は結構怖い話やと思ってる。
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: ist gewaltig nach hinten losgegangen(イスト・ゲヴァルティヒ・ナッハ・ヒンテン・ロースゲガンゲン)
→ 「nach hinten losgehen」は「裏目に出る」を意味する定番の口語表現で、「gewaltig」を添えることで「派手に」のニュアンスが出る。
🇫🇷 フランス語: Ça lui a explosé à la figure (サ・リュイ・ア・エクスプロゼ・ア・ラ・フィギュール)
→ 直訳は「顔面で爆発した」だが、計画が本人に跳ね返って大失敗した状況を表すくだけた慣用表現。
🇰🇷 韓国語: 제대로 역풍을 맞았다 (チェデロ ヨクプンウル マジャッタ)
→ 「역풍을 맞다(逆風を受ける)」は狙いと逆の結果に見舞われた状況を表す自然な口語表現。
🇪🇸 スペイン語: le salió el tiro por la culata (レ・サリオ・エル・ティロ・ポル・ラ・クラタ)
→ 「銃が後ろから暴発する」が語源の定番慣用句で、まさに計画が裏目に出た時にネイティブが日常的に使う。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“backfired spectacularly”
🔊 読み方: バックファイアード・スペクタキュラーリー
🇯🇵 意味: (計画や決断が)派手に逆効果になった、大失敗に終わった
💡 良かれと思ってやったことが意図と正反対の結果を招いたときに使うカジュアルな表現。例えば「My plan to surprise her backfired spectacularly.(彼女を驚かせようとした計画が見事に裏目に出た)」のように、皮肉交じりの日常会話でよく使われる。


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