1858年、イタリアでガチで起きた事件なんやが、ユダヤ人の家庭の乳母が赤ん坊に勝手に洗礼を授けてしまったんよ。そしたらバチカンが「この子はもうキリスト教徒や」って言い出して、親の同意ナシで子どもを連れ去ったっていう。しかも当時は異端審問がまだ生きてて、これが法的に合法やったっていうのがマジで狂ってる。海外でもこの話は語り継がれてて、コメントもなかなか味わい深いから見てってくれ。
エドガルド・モルターラっていう子な。当時クッソ物議を醸して、世界中の人が「親元に返せ」って訴えた。なお本人は後に司祭になり、1940年に亡くなった模様。
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Edgardo Mortara. This was controversial and many pushed for the child to be returned to his parents. He became a priest. He died in 1940.
✍️ 管理人: これがいわゆる「モルターラ事件」やな。連れ去られた本人が結局カトリックの司祭になっちゃうっていうのがこの話の一番ゾワッとするとこなんよ。洗脳というか、6歳から教会で育てられたらそらそうなるわって話で、個人的にはこの結末が一番怖い。日本だと宗教で子どもの人生が国家ぐるみで決まるってピンとこんけど、当時の教皇領ではこれが当たり前やった。ちなみにこの事件、米英含む各国政府が抗議するレベルの国際問題になってたらしいわ。
「舐めたから俺のもの」の宗教版
→「聖別したから神のもの」
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Religious equivalent of "I licked it so it's mine"
✍️ 管理人: クッソワロタ、例えが秀逸すぎる。子どもの頃に駄菓子を舐めて確保したあの理論が、まさか国家権力で実行されるとはな。日本だと「舐めたら俺のもの」は小学生の遊びで終わるけど、19世紀のバチカンはガチでこれを法制度でやってたわけで笑えん。もっと評価されるべきコメント。
ユダヤ人の自分からすると、これは全然意外じゃない。正直それより、これが教皇領への怒りを燃え上がらせて、その崩壊に一役買ったらしいってことのほうが驚きやわ。
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As a Jew, this is very unsurprising to me. Honestly I'm more surprised that this apparently sparked enough outrage against the papal state to contribute to its downfall
✍️ 管理人: 当事者側の視点が重いわ。「意外じゃない」の一言に歴史の重みが詰まってる。実際この事件、ヨーロッパ中で「教皇領ヤバすぎだろ」って世論を作って、教皇の世俗権力への風当たりを強めたんよ。日本でいうと幕府の権威が揺らいでいく幕末みたいなタイミングで、ちょうど時代の転換点やったんやな。
…それが、現代のイタリア誕生の直接のきっかけになったんよね。
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…which was directly responsible for the formation of modern-day Italy.
✍️ 管理人: ぐう正論。教皇領が世論の支持を失っていって、1870年のイタリア統一(リソルジメント)で教皇領は消滅、ローマがイタリア王国に組み込まれた流れに繋がるんよな。一人の子どもの誘拐事件が国のかたちを変えるって、歴史ってマジでドミノやわ。ちなみにバチカン市国が今の独立国家として確定するのはずっと後の1929年(ラテラノ条約)で、それまでバチカンはイタリアとずっとモメてたんやで。
イタリア映画『Kidnapped』を観てみ。あの悲惨な状況をかなり正確に描いてるで。
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Watch the Italian movie Kidnapped. It’s a pretty accurate portrayal of the tragic situation.
✍️ 管理人: これマルコ・ベロッキオ監督の2023年の映画やな(原題『Rapito』)。巨匠が80過ぎてこのテーマ撮るあたり、イタリアでは今でも消化しきれてない歴史なんやろな。日本だと歴史の暗部を真正面から映画にするのってけっこう勇気いるけど、向こうはこういうの容赦なく作るのが文化的にスゴいと思う。気になった人はチェックしてみ、重いけど良作らしいで。
今も別の名前で存在してるで。ラッツィンガーが長年トップを務めてた部署な。
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It still exists under a different name. It's the department Ratzinger was running for a long time.
✍️ 管理人: これマジな話で、異端審問を行ってた組織は「教理省(旧・検邪聖省)」として今もバチカンに普通に存在してるんよ。ラッツィンガーってのは後の教皇ベネディクト16世のことで、教皇になる前ここの長官を20年以上やってた。日本人の感覚だと「異端審問って中世の話やろ?」って思うけど、名前変えて現役っていう事実がじわじわ来るわ。さすがに今は人さらいはしてへんから安心してくれ。
似たようなことフランスでも第二次大戦後に起きたで。ナチスからかくまってたユダヤ人の子を、生き残った親族に返すのを拒んだ連中がおったんや。こっそり洗礼受けさせてたから。教会も隠すのに加担して、警察まで介入して何年も続いた。
https://en.wikipedia.org/wiki/Finaly_Affair
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Similar things happened in France after \*WW2\* with people refusing to hand over Jewish kids they hid from the nazis to their surviving relatives in Israel because they had secretly baptised them.
Church was complicit in hiding the kids , police got involved, it lasted years
https://en.wikipedia.org/wiki/Finaly\_Affair
✍️ 管理人: これ「フィナリー事件」な。1950年代の話やから、つい70年ちょい前の出来事っていうのが恐ろしい。命を救ってもらった恩はあるんやけど、それと「子どもの宗教と親権を勝手に奪う」のは完全に別問題やからな。日本だと戦災孤児の引き取りでこういう宗教絡みのトラブルはあんま聞かんけど、ヨーロッパは洗礼という制度がガチで法的・社会的な重みを持ってたからこういう悲劇が繰り返されたんやな。
ちなみにカトリック教会、2000年にこれをやった教皇を列福してるんよね。
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The Catholic Church beatified the pope that did this in 2000 btw
✍️ 管理人: えぇ…ってなるやつ。モルターラを連れ去った教皇ピウス9世が、2000年にヨハネ・パウロ2世によって「福者」に列せられてる(列福=聖人の一歩手前)。さすがにこれは当時もユダヤ人団体から猛抗議が出たわ。功罪あるって言われればそうなんやけど、被害者側からしたら加害者が崇敬対象になるわけで、そりゃ納得いかんわなあ。歴史の評価って一筋縄じゃいかんのよ。
母は幼い頃ベルギーで、ナチスから逃れるため修道院に匿われてた。修道女たちは母に洗礼を受けさせたうえで、母を「悪魔」とも呼んでた。母は堅信式のドレスを着た自分の写真を持ってた。母はあの修道女たちを心底憎んでた。(祖母は別の場所に匿われてた)
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My mom was a young girl in Belgium when she was hidden from the Nazis in a convent. They baptized her and also called her the devil. She had a photo of herself in her confirmation dress. She fucking hated those nuns. (My grandmother was hidden ina different place.)
✍️ 管理人: ここまで来ると教科書の歴史じゃなくて生身の家族の話で、一気に重さが変わるわ。匿って命を救いながら同時に「悪魔」呼ばわりして洗礼を強いるっていう、善意と暴力が同居した複雑さがリアルすぎる。日本人にはこの「宗教的アイデンティティを奪われる痛み」って実感しにくいんやけど、当人にとっては自分が自分でなくなる感覚なんやろな。こういう一次証言が残ってるのは貴重やと思う。最後にズシッと来るオチやったわ。
💭 管理人の感想
今回は1858年のモルターラ事件、乳母が勝手に授けた洗礼を口実にバチカンがユダヤ人の子を「合法的に」連れ去った話やった。一個人の誘拐事件が国際世論を動かし、最終的に教皇領の崩壊と現代イタリア誕生にまで繋がったっていうスケールのデカさが今回の本質やな。しかも異端審問の組織は名前を変えて今も存在し、当の教皇は2000年に列福されてるっていう「終わってない感」が後を引く。日本だと宗教が国家権力と一体化して子どもの人生を決めるって感覚はほぼ無いけど、ヨーロッパでは洗礼が法的・社会的にガチの重みを持ってたからこそ起きた悲劇なんよ。しかもフィナリー事件みたいに戦後まで同種のことが繰り返されてるのが本当に根深い。最後のコメントの「悪魔と呼ばれながら洗礼を強いられた母」の話みたいに、歴史って教科書の年号じゃなくて一人ひとりの傷の集積なんやなって考えさせられたわ。善意で命を救うことと、相手のアイデンティティを奪うことは別問題っていうのが今回の一番の学びかもしれん。みんなはもし自分や家族が「制度的に正しい」という理由で信仰や人生を勝手に変えられたら、どう抵抗する?コメントで聞かせてくれ。
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“I licked it so it's mine”
🔊 読み方: アイ・リックト・イット・ソー・イッツ・マイン
🇯🇵 意味: ちょっと手をつけただけで「これは自分のもの」と一方的に所有権を主張すること。
💡 兄弟や友人がふざけて最後の一切れのピザに唾をつけて「もう俺のだ」と主張するような、強引で身勝手な所有権主張をからかう時に使う。比喩的に「強引な縄張り主張」を皮肉る場面でも使える。
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: Erster bei der Mühle, erster malt (エアスター・バイ・デア・ミューレ、エアスター・マールト)
→ 「先に来た者勝ち」を表す慣用句で、唾つけ的な強引さよりも早い者勝ちのニュアンスが強い。
🇫🇷 フランス語: Premier arrivé, premier servi (プルミエ・アリヴェ、プルミエ・セルヴィ)
→ 「先着順で自分のもの」という意味で、子供同士の取り合いの場面で実際によく使われる。
🇰🇷 韓国語: 찜했으니까 내 거야 (チマッスニカ・ネ・ゴヤ)
→ 「目をつけた(予約した)から俺のもの」という、唾つけ感覚に最も近いカジュアルな表現。
🇪🇸 スペイン語: El que lo pilla primero se lo queda (エル・ケ・ロ・ピジャ・プリメロ・セ・ロ・ケダ)
→ 「先に取った者が手に入れる」という意味で、子供や友人同士の取り合いで実際に使われる口語表現。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned


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