【海外の反応】MicrosoftがAppleを倒産から救った理由、優しさじゃなく独禁法対策だった件

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1997年、瀕死だったAppleに「白馬の騎士」として現れたのがまさかの宿敵Microsoft。1億5,000万ドルの株を買って延命させたんだけど、その狙いは「競合を生かしておけば独占って言われにくいよね」っていう超戦略的なやつだったんよ。当時のMacworldでジョブズがこれを発表した瞬間、会場が大ブーイングだったっていうのも有名な話。今日はそんな企業戦略の皮肉さを味わうスレや。

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サブレディット: r/todayilearned

言語: 🇺🇸 英語

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その話、読んだ覚えある。1997年のMacworld Expoでジョブズが発表したとき、観客がブーイングしたんだよね。

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I remember reading about that, at Macworld Expo 1997, the crowd booed when Jobs made the announcement.

✍️ 管理人: あのシーン有名すぎて草。ステージのスクリーンにビル・ゲイツの顔がドーンと映って、ジョブズが「Appleが勝つためにMicrosoftが負ける必要はない」って言った瞬間に会場が「ブーーー」ってなるやつな。今だと「オーウェル感あるな」とか言われがちな演出だけど、当時のApple信者からしたら宿敵に頭下げる屈辱だったんよ。日本で例えるなら、潰れかけたセガにソニーが出資して救う、みたいな絵面か(実際それに近いことは起きてないけど)。個人的にはあのジョブズの「プライドより会社の存続」って割り切り、経営者として有能だったと思うわ。

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Intelも基本的に同じ理由で、何年もAMDを延命させてたんだよな。今となってはたぶん後悔してるだろうけど。

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Intel helped keep AMD on life support for years for basically the same reason. They probably regret it now.

✍️ 管理人: これマジで界隈では定番の話で、CPU市場が実質IntelとAMDの2社しかないのは独禁法対策の側面があるって言われてる。x86命令セットのクロスライセンス契約でお互い縛り合ってる関係でもあるんよな。で、皮肉なことに2020年前後からRyzenが大暴れしてIntelがガチで追い詰められて「延命しすぎたわ…」状態に。日本だと公正取引委員会がそこまで強烈に企業を分割させた例ってあんまないけど、アメリカは1984年にAT&Tを8社に分割したり本気度が違う。生かしておいた相手に逆転されるって、まさに今回のApple↔Microsoftと構図が一緒で笑うわ。

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友は近くに置け、敵はもっと近くに置け。〜ビル・ゲイツ

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Keep your friends close, and your enemies closer.

~Bill Gates

✍️ 管理人: 元ネタは『ゴッドファーザーPART2』のマイケル・コルレオーネのセリフな(実際はマキャベリ的な格言が原型らしい)。それをゲイツ語録っぽく貼るセンスよ。ビジネス書界隈だとこの手の「敵を懐に入れる」戦略、めっちゃ持ち上げられるけど、要は相手の動きを監視できるポジションを取れって話。日本企業だと「呉越同舟」って四字熟語がドンピシャやな。ちなみにゲイツとジョブズって若い頃から腐れ縁で、Macの初期GUIをパクった/パクってないでバチバチやってた仲だから、この出資はガチで「敵を近くに置く」だったわけよ。

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Macを本当に救ったのは、MicrosoftがMac向けにOfficeを出すことに同意したという事実だった。Officeがなければ、特にファイル形式を公開する2007年以前は、Macは仕事用マシンとしてまともに相手にされなかった。あと面白いことに『MicrosoftがApple上に技術を出してApple製品が実用的になる』って構図、iPhoneとExchange ActiveSyncでもまた起きてる。昔メールは『確認する』ものだったけど、BlackBerryがプッシュメールで爆売れして、MicrosoftがActiveSyncを2005年に出してiOSにもライセンスして、結果BlackBerry最大の強みが消し飛んだ、っていう。

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The real thing saving Mac was the fact that Microsoft agreed to release Office on Mac.

Without Office (especially pre-2007 before Microsoft opened the format), Macs simply could not be taken seriously as a machine used for work. Hell, for the longest time, I think a lot of people who want a Unix machine for work would pick Mac OS because it allowed you to make Powerpoints and Excel Spreadsheets.

Edit: Funnily enough, "Microsoft releases technology on Apple platform that makes Apple product vastly more viable for a lot of users" actually happened again with the iPhone and Exchange Activesync. I think this story is actually more interesting.

You see – historically, you "checked your email". You opened your outlook client or a web mail interface, and checked if you got new mail. You could have set your outlook to regularly check on a schedule, but that was only for computers that had a lot of compute power, bandwidth, and where power consumption was of little/no concern.

Blackberry was massively popular because they released a product with "push email". When you got an email, the server pushed it to your device, so email was "instant" the way a text message was. Your Blackberry would vibrate or ring when you got an email, notifying you of the email immediately, instead of you having to go check your email. This was why, in the early 2000s, every businessman or politician used a Blackberry.

Blackberry did this with a technology called Blackberry Enterprise Server. But you had to install this separate software on your email server or have a dedicated server running it.

Microsoft, in order to combat Blackberry with Windows Mobile, released their own version of this technology known as Exchange Activesync, which was rolled out in 2005. This was built into Microsoft exchange (their email server), and in order to push it and make it popular, Microsoft licensed the technology to a bunch of other providers including Gmail and also made it compatible with a bunch of different email clients and cellphones – Including Windows Mobile, iOS, Android, Palm, and Symbian.

This not only demolished Blackberry's biggest competitive advantage, Activesync was built into every Exchange server and a bunch of other email providers, while Blackberry required you to have an additional Blackberry Enterprise Server. It was cheaper to use non-Blackberry devices instead!

Hell, I seem to remember back in the day, if you weren't using a corporate Blackberry, you had to sign up for a "Blackberry cellphone plan" where your cellphone carrier ran a Blackberry enterprise server to provide Blackberry services. But with Activesync, carriers started to drop Blackberry plans entirely, making it so that you practically couldn't even use a Blackberry with them.

✍️ 管理人: 長文だけど中身濃いな。実際あの出資パッケージには「今後5年間Mac版Officeを出し続ける」って条項が入ってて、ビジネス用途の生命線を確保したのがデカかった。日本でも当時「Macは編集者とデザイナーの機械」みたいな扱いで、Word/Excelが動くかどうかは死活問題だったわけよ。後半のBlackBerryの話も的確で、iPhone初代って実は法人受けがイマイチだったのがActiveSync対応でグッと企業に入り込めた経緯がある。BlackBerryは2016年に自社端末の開発をやめてて、栄枯盛衰すぎる。「プラットフォームを握る側が、相手の土俵に技術を出して相手ごと飲み込む」っていうMicrosoftの十八番、何度も見るとちょっと怖いわ。

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これって要するに、映画『バトル・オブ・シリコンバレー』のラストそのものじゃない?

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This is basically the ending of the movie Pirates of Silicon Valley, I think.

✍️ 管理人: 『Pirates of Silicon Valley』(1999年のTVムービー)な。日本だと『バトル・オブ・シリコンバレー』ってタイトルで知られてる、ジョブズとゲイツの確執を描いたやつ。ラストがまさにこの1997年のMacworldで、ノア・ワイリー演じるジョブズが舞台に立つシーンで終わるんよ。ちなみにこの映画、後日談として本物のジョブズが出演者を本物のMacworldのステージに呼んで「映画ではよくやってくれた」って労ったエピソードがある。Apple/Microsoft創業期モノだと最近は『スティーブ・ジョブズ』(2015、ファスベンダー版)もあるけど、個人的には古いこっちの方が泥臭くて好きやな。

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だからFirefoxが存在してるんだよ。Googleが資金出してるから、『Chromeは独占だ』って言えなくなるってわけ。

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And that's why Firefox exists. Google funds it so you can't call Chrome a monopoly

✍️ 管理人: これ完全に同じ構図やん…。Mozillaの収益の8割前後がGoogleからの検索エンジン契約料って言われてて、年間数億ドル規模。つまりChromeの最大のライバル(の一つ)をChromeの会社が養ってるという。実際2020年代のGoogle独禁法裁判でも「FirefoxやAppleに金払って自社をデフォ検索にしてるのが問題」って争点になってたから、もはや延命というより両刃の剣。日本だとブラウザのシェア争いってあんまピンと来ないけど、Chromeが世界シェア65%超えてる現状を考えると「競合が生きてる体裁」を保つコストとしては安いんやろな。資本主義の建前メンテナンス費って感じで味わい深いわ。

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2003年に5億5,000万ドルで売っちゃったんだよな。もし持ち続けてたら、今ごろ1,200億ドルの価値になってたのに。

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They sold in 03 for 550 million, if they held it would be worth 120 billion.

✍️ 管理人: 出ました現代の答え合わせ。1997年に1.5億ドルで買って、2003年に5.5億ドルで売却。当時としては「3倍以上で売れたしええやん」だったんだけど、その後のAppleの株価爆騰を考えると…ね。Appleって今や時価総額3兆ドル超えの世界一企業だから、握り続けてたら数千億ドル〜兆単位になってた計算で、人類史上最高に高くついた利確の一つかもしれん。日本円だと当時の売却額が約650億円、それが今なら十数兆円コース。『損切りより握力』って投資界隈で言うけど、Microsoftほどの会社でも未来は読めなかったって話。これがオチとして完璧すぎて草、最後に全部持ってかれたわ。

💭 管理人の感想

今回の話、表面だけ見ると「ライバルが宿敵を救った美談」なんだけど、実態は『独占企業認定を避けるために、潰れそうな競合をあえて生かしておく』っていう超計算高い企業戦略だったって話やな。Microsoftからすれば1.5億ドルなんて当時でも端金で、それで「ほら、ちゃんと競合いるでしょ?」って言えるなら安い保険料だったわけよ。で、面白いのがこのパターンがIT業界で何度も繰り返されてること。IntelとAMD、GoogleとFirefox(Mozilla)、構図がほぼ一緒。日本だと公取委がここまで露骨に企業を解体しにくる文化が薄いから、こういう「延命プレイ」もあんまり表面化しないんよな。でも結果を見ると、Appleは救われた側のはずが今や時価総額3兆ドル超でMicrosoftと世界一を争う存在になってて、Intelは延命させてたAMDのRyzenにシェア食われまくり。「敵を近くに置け」とは言うけど、近くに置いた敵に逆転されるオチまでセットなのがこの業界の怖いところ。最後の「2003年に売らなきゃ十数兆円だった」って話が全部持っていったけど、企業の意思決定って結局その時のリスク計算でしかなくて、未来の答え合わせは残酷だなと。みんなが当時のMicrosoftの立場だったら、Apple株ずっと握ってられた自信ある? それとも3倍で利確しちゃう?

📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜

“Keep your friends close, and your enemies closer.”

🔊 読み方: キープ・ユア・フレンズ・クロース、アンド・ユア・エネミーズ・クローサー

🇯🇵 意味: 味方は近くに置き、敵はもっと近くに置いて警戒せよ、という処世訓。

💡 ライバルや油断ならない相手をあえて身近に置いて動向を見張るべき、という時に使う。映画『ゴッドファーザー PART II』で有名になった台詞で、職場の競合や面倒な同僚について「あいつとは付き合っておいた方がいい」と冗談半分で言う場面にぴったり。

🌍 他の言語では?

🇩🇪 ドイツ語: Halte deine Freunde nah und deine Feinde noch näher. (ハルテ・ダイネ・フロインデ・ナー・ウント・ダイネ・ファインデ・ノッホ・ネーアー)

→ 英語の決まり文句をそのまま訳した形でドイツ語圏でも通じ、皮肉っぽく使われる。

🇫🇷 フランス語: Garde tes amis près de toi, et tes ennemis encore plus près. (ガルド・テザミ・プレ・ド・トワ、エ・テゼヌミ・アンコール・プリュ・プレ)

→ 映画由来の言い回しとしてフランスでも知られ、ビジネスや政治の話で軽く引用される。

🇰🇷 韓国語: 친구는 가까이, 적은 더 가까이 둬라. (チングヌン・カッカイ、チョグン・ト・カッカイ・トォラ)

→ 「敵일수록 곁에 둬야 한다」とも言い、警戒すべき상대를 일부러 가까이서 지켜본다는 뉘앙스.

🇪🇸 スペイン語: Ten cerca a tus amigos, y más cerca a tus enemigos. (テン・セルカ・ア・トゥス・アミーゴス、イ・マス・セルカ・ア・トゥス・エネミーゴス)

→ 『El Padrino』の名台詞として定着しており、ライバルの話題で半ば冗談として使う。


※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned

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