お前ら、スイスに「反PowerPoint党」っていう政党がガチで存在してたの知ってた?唯一の公約が「PowerPointなどのプレゼンソフトの業務利用を減らすこと」で、こういうソフトのせいで21億スイスフラン(日本円で約3500億円)の経済損失が出てるって主張してたんよ。Redditのr/todayilearnedでこの話題が盛り上がって、世界中のパワポ被害者たちが続々と集結してきたから紹介するわ。コンサル業界の闇とか、会議文化の病理とか、もうツッコミどころ満載で草。
ドイツの中堅コンサル会社で5年働いてたんだけど、クライアントに従業員200人くらいの製造業の会社があって「四半期の業績レビューを効率化したい」って依頼してきたんよ。まあ単純そうじゃん?ところが担当の主任コンサルが「全部の会議に47枚のPowerPointが必要だ」とか言い出した。盛ってない。60分の会議に47枚。マジで。
そのせいで最初の45分は超高速でスライドめくり続けて、参加者は理解できるわけもない内容を必死にメモしまくり、肝心の議論はみんなヘトヘトの最後の数分に15分ぶんを無理やり押し込む羽目に。これを3四半期やって、最後にクライアントから「何が分かりました?」って聞かれて、答えがほぼ「スライド減らしたほうがいいです」。メール1本で聞けた話だろっていう。
本当にイラついたのは埋没費用の誤謬が目の前で発動してるの見たこと。一度最初のデッキができたら後の会議も全部フォーマット「統一」しなきゃって空気になって、ひたすら継ぎ足し。アニメーション増し増し、画面切り替え盛り盛り。スライドは会議を支える道具じゃなくて、会議そのものになってた。自分の会社の業績説明で寝落ちしかけてる人を実際に見たわ草
スイスの反PowerPoint党が分かってたのは、スライドって「ちゃんと考えること」を回避する心理的な免罪符を作っちゃうってこと。午後4時に慌ててデッキをでっち上げても「準備した感」だけは出せる。47個の情報を並べて「網羅的です」って顔もできる。でも実際には誰の頭にも残ってない。21億スイスフランって数字も、昼飯の頃には忘れるような情報を部屋いっぱいの人間が「吸収してるフリ」して無駄にした総時間まで入れたら、たぶんかなり控えめな見積もりだと思う。
今でも懐かしいのは、スライドを全面禁止して会議前に1ページの文書要約だけを求めてきた唯一のクライアント。みんな実際にそれ読んでたし、議論は前に進んだし、意思決定もずっと速かった。必要な会議が減ったぶんうちの報酬は下がった。PowerPointがクライアントのためなのか、コンサルのためなのか――それだけでお察し。
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I worked at a mid-sized consulting firm in Germany for five years, and we had a client – a manufacturing company with about 200 employees – that hired us to streamline their quarterly business reviews. Sounds straightforward, right? Except the lead consultant decided every single meeting needed a 47-slide PowerPoint deck. Not exaggerating: 47 slides for a 60-minute meeting. This meant we spent the first 45 minutes clicking through slides at breakneck speed, the audience frantically scribbling notes they couldn't possibly understand, and the actual 15 minutes of genuine discussion got compressed into the last few minutes when everyone was exhausted. We did this for three quarters. At the end, the client asked us what we'd learned. Our answer was basically "we need fewer slides." They could have asked that in an email.
The truly maddening part was watching the sunk cost fallacy in action. Once the first deck existed, every follow-up meeting needed to be "consistent" with the format, so we just kept building on it. More animations, more transitions, more corporate template nonsense. The slides became the meeting instead of supporting it. I watched people nod off during presentations about *their own company's performance*. The irony was brutal.
What the Swiss Anti-PowerPoint Party understood is that slides create this psychological permission structure to avoid actual thinking. You can throw together a deck at 4pm and feel like you've prepared. You can hide behind animation transitions instead of having a conversation. You can present 47 pieces of information and call it "comprehensive" when nobody retained any of it. The 2.1 billion CHF figure is probably conservative once you factor in the collective hours wasted by rooms full of people pretending to absorb information they'd forget by lunch.
I genuinely miss the one client we had who banned slides entirely and insisted on one-page written summaries before every meeting. Everyone actually read them. Discussions went somewhere. Decisions got made faster. We got paid less because we needed fewer meetings, which tells you everything about whether PowerPoint serves the client or the consultant.
✍️ 管理人: これぞコンサル業界の闇を凝縮した名文だわ。「60分の会議に47枚のスライド」って、1枚あたり約1.3分やぞ。紙芝居の早送りかよ。日本でもコンサルの「パワポ芸」は有名で、某大手コンサルファームは「1枚のスライドに3時間かける」とか言われてるけど、結局それ読む側の時間は計算に入ってないんだよな。最後の「スライド禁止で1ページ要約だけにしたクライアントが一番うまくいった」って話、これAmazonのジェフ・ベゾスがやってるやつと全く同じ発想なんよ。Amazonでは会議の最初に6ページのメモを全員で黙読する「6ページメモ」方式を採用してて、パワポは社内で事実上禁止されてる。コンサルの報酬が下がったってオチが最高に皮肉効いてて草。
多くのコンサルと仕事してきた身としては、言いたいことは分かるし、かなり草。あいつらひたすらプレゼン資料のプレゼンしてるだけで、実装の時間を3か月も無駄にしたわ。
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Having worked with many consultants, I can see the point and it is pretty funny. We wasted 3 months of implementation time with them doing nothing but presenting presentations.
✍️ 管理人: 3か月は草。コンサルあるあるすぎて泣ける。日本でも「コンサルに頼んだら美しいパワポが100枚届いたけど、結局何も変わらなかった」みたいな話はゴロゴロあるんよな。実際、日本のIT業界だと「パワポエンジニア」って揶揄があって、コードは書けないけどパワポだけは上手い人を指す言葉まであるからな。ちなみにマッキンゼーの調査だと、ナレッジワーカーは労働時間の約28%をメールに、約19%を情報収集に費やしてて、実際の「仕事」に使える時間って思ったより少ないらしい。パワポ作成時間まで入れたらもう何も残らんやろ。
もう活動してないし、*あらゆる*プレゼンソフトに反対してたわけでもない。でも誰でも党員にはなれるらしい。
この「21億」のムダ金って、30枚のスライドと適当な説明を延々聞かされる人たちの拘束時間×人数に、資料作成にかかる数時間、さらに「なんでこのPowerPoint資料を作らなきゃいけないのか」をマーケ部に説明するために役員クラスまで巻き込まれて消える無数の時間まで全部盛りで計算した数字なんだろうなと思った。で、どうやらその認識で合ってたっぽい草。
ドイツ語版には個別の事例について「マジで勘弁してくれ」って感じの投稿がいくつかあるわ。
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It's no longer active and wasn't against *every* presentation software. But everyone can become a member: https://www.anti-powerpoint-party.com/de/partei/
I initially thought that the 2.1 billion of wasted money was calculated based on the number of hours multiplied by the number of people that have to sit through 30 slides and some narration, plus a few hours of creating the presentation, in addition to countless hours from C-Suite to explain marketing why the PowerPoint presentation has to be made. And it seems I was right.
The German version has some comments from people complaining about specific cases: https://www.anti-powerpoint-party.com/de/das-anliegen/geldvernichtungs-berichte/
✍️ 管理人: 21億スイスフランを日本円に換算すると約3500億円やぞ。スイスの人口って約880万人だから、国民一人あたり約4万円のパワポ損害ってことになる。これ笑い事じゃないんよな。日本だと会議コストの試算で有名なのがパーソル総合研究所の調査で、日本企業の会議にかかるムダなコストは年間約15兆円って推計されてるんよ。しかもその会議の大半でパワポが使われてるわけで、日本版「反PowerPoint党」があったら公約の損害額えぐいことになりそう。「なんでこのPowerPoint資料を作らなきゃいけないのかをマーケ部に説明する時間」まで計上してるの、解像度高すぎて草生えるわ。
たしか国防総省もNASAも幹部向け会議ではPowerPointの使用を避けてるし、場合によっては禁止してるはず。PP資料って上に上がっていくほど情報がどんどん圧縮されていくんだよな。そのせいで論点が必要以上に狭まり、判断が雑になったり最悪まちがった意思決定につながる。
自分は「10-10-10ルール」が好き。スライドは最大10枚、1枚あたり最大10行、文字サイズは最低10ポイント。
あと「Tell'em Rule」も好き。「これから何を話すかを伝える。実際に話す。最後に何を話したかを伝える」ってやつ。
「3つルール」もいい。聞き手がプレゼン後に覚えてるのなんてせいぜい3つまで。じゃあ持ち帰ってほしいポイントは何?
PP格言:「人の頭が吸収できる量は、ケツが耐えられる長さまで」。要するに真実を伝えるのに言葉はそんなにいらない。
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IIRC, both the Pentagon and NASA avoid, even ban PowerPoint use at senior management meetings.
As PP decks move up a chain of command, the deck's information becomes more and more compressed.
This compression leads to ineffective, even wrong decisions as the scope has become so narrowed.
I like the 10-10-10 rule: max of 10 slides, max of 10 lines per slide, minimum of 10 pitch sized text.
I like the Tell'em Rule: Tell them what you are going to tell them. Tell them. Then tell them what you told them.
I like the 3 Things Rule: The audience will recall a max of 3 things from your show. What is your take-away?
PP Proverb: the mind can absorb what the butt can endure. The truth takes few words.
✍️ 管理人: 「人の頭が吸収できる量は、ケツが耐えられる長さまで」は名言すぎるだろ。額縁に入れて会議室に飾りたいわ。NASAのパワポ問題は実はガチで深刻な話があって、2003年のコロンビア号空中分解事故の調査報告書で、エドワード・タフティ教授が「PowerPointの箇条書きが情報を過度に圧縮し、技術者間の重要な情報伝達を阻害した」って指摘してるんよ。つまりパワポが文字通り人命に関わった事例がある。日本だと孫正義のプレゼンが有名で、1スライド1メッセージを徹底してるらしいけど、一般の日本企業の会議で「スライド10枚まで」って言ったら「そんなんじゃ全然足りない」って怒られそうだよな。
PowerPointのせいでプレゼン力って死んだよな。大学だとクラスメイトが前に立ってスライドに書いてあることを一言一句そのまま読み上げるだけ、みたいなのばっかだった。自分はグラフ1枚だけ出してあとは数分その内容についてしゃべってた。これは俺のプレゼンなんだから、お前らはここで俺の話に付き合うしかないんだよ草
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PowerPoint killed presentation skills. In college, classmates would just stand up front and read word for word from their slides. I'd throw up a slide of a chart, then just talk about it for a few minutes. It's my presentation, you're trapped here with me.
✍️ 管理人: 「スライドに書いてあることをそのまま読み上げる」、日本の大学でも会社でもめちゃくちゃ見覚えあるわ。というか日本のほうがこの傾向強い気がする。日本の学校教育って「原稿を正確に読む」ことが重視されがちで、即興でしゃべる訓練が圧倒的に少ないんよな。アメリカだと小学校からshow and tellっていう「みんなの前で物を見せながら自由に話す」授業があるけど、日本だと「発表」=「書いたものを読む」になりがち。この人みたいにグラフ1枚で堂々としゃべれる人、日本の会社にもっと増えてほしいわ。個人的には、スライドは「カンペ」じゃなくて「補助資料」であるべきだと思うんよ。
この件についてのプレゼン、ぜひ見てみたいわw
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I'd like to see their presentation about this matter
✍️ 管理人: 出たよ、この手の話題で絶対出るテンプレコメント草。「反PowerPoint党の活動報告をPowerPointでプレゼンする」っていう矛盾、考えるだけで面白いわ。ちなみに実際に反PowerPoint党の創設者マティアス・ポェームは、自分のプレゼンではフリップチャート(紙の大きなイーゼルパッド)を使うことを推奨してたらしい。日本だとフリップチャートってあんまり馴染みないけど、欧米のワークショップだと今でもよく使われてるんよな。ホワイトボードに手書きで説明するスタイル、レトロだけど実は一番伝わるのかもしれん。Redditではこの手の「メタ的なツッコミ」が鉄板ネタで、毎回必ず誰かが言うのがお約束なんよ。
💭 管理人の感想
いやー、今回のスレは会社員なら全員共感できる内容だったわ。スイスの「反PowerPoint党」、ネタ政党に見えて主張はガチで的を射てるっていうのが面白いよな。特にコンサル出身ニキの「60分会議に47枚スライド」の話と、「スライド禁止にしたクライアントが一番うまくいった」っていうオチは完璧すぎた。日本も会議大国として有名で、パーソル総合研究所の調査では日本企業のムダな会議コストが年間約15兆円って推計されてるし、その大半でパワポが使われてることを考えると、日本版の損害額は想像を絶するレベルやろ。NASAのコロンビア号事故でパワポの情報圧縮が問題視された話もあったけど、「便利なツール」が思考停止の免罪符になるっていう構造は、AIツールが普及してる今こそ考えるべきテーマかもしれん。結局、道具が悪いんじゃなくて「とりあえずパワポ作っとけば仕事した感が出る」っていう文化が問題なんよな。Amazonのベゾスが会議でパワポ禁止にして6ページメモ方式にした話は有名だけど、あれも「ちゃんと考えて書く」ことを強制する仕組みだったわけで。みんなの職場ではパワポ何枚くらいの会議が多い?「うちは100枚超えが普通」とかあったらコメントで教えてくれ草
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“at breakneck speed”
🔊 読み方: アット・ブレイクネック・スピード
🇯🇵 意味: 首が折れるほどの猛スピードで、ものすごい速さで
💡 何かが異常に速いペースで進んでいるときに使う表現。例えば「He was clicking through slides at breakneck speed」のように、慌ただしさや無理のあるスピード感を強調したい場面で便利。
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: in Windeseile (イン・ヴィンデスアイレ)
→ 直訳は「風の速さで」で、日常会話で非常によく使われるドイツ語の定番表現。
🇫🇷 フランス語: à toute allure (ア・トゥタリュール)
→ 「全速力で」という意味で、口語でも文語でも自然に使えるフランス語の万能表現。
🇰🇷 韓国語: 눈 깜짝할 사이에 (ヌン・ッカムチャッカル・サイエ)
→ 「まばたきする間に」という意味で、あっという間の速さを強調する韓国語の日常表現。
🇪🇸 スペイン語: a velocidad de vértigo (ア・ベロシダッド・デ・ベルティゴ)
→ 「めまいがするほどの速さで」という意味で、スペイン語圏で臨場感たっぷりに速さを伝える表現。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned


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