【海外の反応】1902年ハノイでフランス政府がネズミの尻尾に懸賞金→住民「よっしゃネズミ養殖や!」

海外の反応

今日知ったんだけど、1902年のフランス領インドシナ時代のハノイで、ペスト対策にネズミの尻尾1本いくらで買い取る制度が導入されたらしい。でも住民は「これ繁殖させたほうが儲かるやん」って気づいて、ネズミ養殖を始めたんよ。さらに尻尾だけ切って逃がす猛者まで現れて、ハノイのネズミは尻尾なしで街を闊歩するという地獄絵図になったとか。善意の制度がインセンティブ設計の失敗で完全に裏目に出る、教科書みたいな事例なんよなぁ。

📌 元スレッド情報

サブレディット: r/todayilearned

言語: 🇺🇸 英語

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ネズミはアンク=モルポークの歴史において、やたら重要なポジションを占めてきた。総長【訳注: Patrician。アンク=モルポークの事実上の支配者】が権力を握る少し前、この街ではひどいネズミ禍が起きた。市議会は対策として、ネズミの尻尾1本につき20ペンスの報奨金を出すことにした。これで1、2週間ほどはネズミの数が減った――のだが、その後は突然、尻尾を持った連中が列をなして押し寄せ、市の金庫はみるみる空になり、しかも誰もろくに働いていないようだった。なのに相変わらず、そこらじゅうにネズミはわんさかいるように見えた。問題の説明を注意深く聞いたヴェティナリ卿は、この件をある忘れがたいひと言で片づけた。その言葉は、彼自身の人となり、報奨金制度のアホらしさ、そして金が絡んだときのアンク=モルポーク市民の本能を、実に見事に言い表していた――『ネズミ牧場に課税しろ』。

――テリー・プラチェット『ソウル・ミュージック』

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“Rats had featured largely in the history of Ankh-Morpork. Shortly before the Patrician came to power there was a terrible plague of rats. The city council countered it by offering twenty pence for every rat tail. This did, for a week or two, reduce the number of rats—and then people were suddenly queing up with tails, the city treasury was being drained, and no one seemed to be doing much work. And there still seemed to be a lot of rats around. Lord Vetinari had listened carefully while the problem was explained, and had solved the thing with one memorable phrase which said a lot about him, about the folly of bounty offers, and about the natural instinct of Ankh-Morporkians in any situation involving money: “Tax the rat farms.”

― Terry Pratchett, Soul Music

✍️ 管理人: プラチェットのディスクワールドきたwww 海外redditだと何かにつけてプラチェット引用されるの定番ネタなんよな、日本でいう「孔明の罠」みたいな感じ。「ネズミ牧場に課税しろ」って解決策がもうヴェティナリ卿らしすぎて草。ちなみにプラチェットは2015年に亡くなってるんだけど、英国では国民的作家でナイトの称号も貰ってるレベル。日本だとあんまり翻訳されてないのが本当に勿体ないんよな、こういう風刺の効いたファンタジー大好物なんやが。

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こういうのが、「指標ひとつで人を評価すると絶対わけわからん横道にそれる」って話なんだよな。ネズミを減らしたかっただけなのに、うっかりネズミ起業家を爆誕させてて草。人間が自然やインセンティブの裏をかこうとするたびに、誰かが即座に「よっしゃ乗った」ってなる。

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this is why paying people by one metric always turns into a side quest. you wanted fewer rats and accidentally launched rat entrepreneurship. every time humans try to game nature or incentives, someone immediately says bet.

✍️ 管理人: これ「グッドハートの法則」ってやつやな、「測定が目標になった瞬間、その測定は良い指標ではなくなる」ってやつ。日本でも営業ノルマで件数だけ評価すると、しょうもない契約量産する社員が出てくるのと一緒なんよな。KPI設定するときに必ず参考にされる古典的な事例で、経済学とか組織論の授業で必ず出てくるレベル。個人的には、評価制度を作る側の人間こそこの話を肝に銘じるべきだと思うわ、人間は必ずインセンティブの裏をかいてくるから。

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インドでも同じことがコブラ版で起きてなかったっけ?

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Didn't the same thing happen in India but for cobras?

✍️ 管理人: 出たコブラ効果!これが「コブラ効果」の語源になった話なんよな。イギリス領インド時代のデリーで、毒蛇のコブラ駆除のために懸賞金かけたら、住民がコブラ養殖を始めて、政府が制度廃止したらコブラを野に放って大増殖、っていう完全に同じパターン。日本で言うと「焼け太り」がちょっと近いかも知れんけど、ここまで露骨にインセンティブが裏目に出る事例はあんまりないわ。経済学者のホルスト・シーバートが命名した用語で、今でもビジネススクールで頻出やで。

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みんなこういう家族の語り草、好きそうなのでひとつ:うちの祖父は1910年生まれで、8歳になるころにはロンドンの路上で暮らしていました。祖父たちみたいなストリートチルドレンは、波止場でネズミを捕まえると金をもらえたそうです。

で、これがまためちゃくちゃ稼げたらしく、あまりにうまくいきすぎて、しばらくの間は波止場の監督がネズミを側溝にポイッと捨てる → 祖父たちがそのネズミを回収する → また持っていく、を、ネズミが使い物にならなくなるまで延々ループしてたとか草。で、大人たちもさすがにそれに気づいて、捨てる前に尻尾を切り落とすようになったそうです。

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An entirely predictable outcome. Demand met with supply. If they paid a bounty for roaches, there'd be roach farms everywhere.

✍️ 管理人: ストリートチルドレンの知恵すごすぎて草。8歳でこのインフラハック思いつくの天才やろ。1910年代のロンドンって、ディケンズの『オリバー・ツイスト』の世界観がまだ残ってた時代なんよな、ストリートチルドレンが普通にいた。ちなみに同時期の日本は大正時代で、東京にも靴磨きとか新聞売りやってた子供がたくさんおった。こういう「制度の穴を突く子供」の話は時代と国を超えて共通してて、人間のたくましさを感じるわ。

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完全に予想どおりのオチで草。需要があれば供給が湧くってだけ。ゴキブリに懸賞金かけたら、そのへん一面ゴキブリ養殖場だらけになるわ。

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An entirely predictable outcome. Demand met with supply. If they paid a bounty for roaches, there'd be roach farms everywhere.

✍️ 管理人: ゴキブリ養殖場想像して笑ったわ、地獄絵図すぎる。実は中国だと普通にゴキブリ養殖場が存在してて、漢方薬の原料として年間数十億匹レベルで生産されてるんよな、調べたら山東省にあるデカい養殖場が有名らしい。日本人の感覚だと「えっ」ってなるけど、需要があるところには必ず供給が生まれるってのはマジで普遍的な経済原理。個人的には、もし日本でゴキブリ懸賞金やったら速攻でメルカリに「ゴキブリ尻尾」が並ぶと思うわ、絶対やる奴おる。

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ずっと思ってたんだけど、なんで一発限りにしないんだろう? たとえば「今後2週間はネズミのしっぽを買い取ります」ってやれば、新しく繁殖させる時間も足りなくなるのに草

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I always wondered why not just make it a one time thing? Like, for the next 2 weeks we pay you for rat tails. Then there's not enough time to breed new ones.

✍️ 管理人: ぐう正論で草。ネズミの妊娠期間って約3週間だから、2週間限定なら確かに繁殖が間に合わんのよな。ただ実際は事前告知すると駆け込みで養殖始める奴が出てくるから、抜き打ちでやる必要があるんやが。日本の地域猫TNR活動でも、こういう「期限付きインセンティブ」の議論はちょくちょく出てくる。後知恵だと簡単に言えるけど、当時のフランス植民地政府は経済学のインセンティブ設計とかまだ未発達だったから、まあしゃーない部分もあるんよな。

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コブラ効果だな。

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The Cobra effect.

✍️ 管理人: シンプルイズベスト、これに尽きるわ。「コブラ効果」って単語一発で全部説明できちゃうの強い。ちなみにこの現象、現代でも普通に起きてて、例えばメキシコシティで古い車を廃車にすると補助金出る制度を作ったら、ジャンクの古い車を国外から輸入してくる業者が現れたらしい。日本でも家電リサイクル法で、不法投棄が逆に増えた問題があったり、人間って本当にインセンティブに忠実な生き物なんやなって。締めとしてこのコメント完璧すぎて草。

💭 管理人の感想

今回はハノイのネズミ大虐殺、インセンティブ設計の失敗事例として語り継がれる超有名な話やな。「ネズミの尻尾に懸賞金」っていう一見シンプルで効果的に見える制度が、住民のネズミ養殖→尻尾切って逃がすムーブを生んで、結局ペスト流行に繋がっちゃったという皮肉な結末。これ「グッドハートの法則」とか「コブラ効果」として経済学やビジネス書で必ず引用される古典的事例なんよな。日本でも昔、害虫駆除でスズメを大量駆除したら害虫が大発生した中国の「四害駆除運動」(1958年)が似た失敗例として知られてる。現代でも会社のKPI設定とか、政府の補助金制度とかで全く同じ構造の失敗が繰り返されてて、人間は120年経ってもあんまり進歩してないんよな。みんなの会社や周りでも「これ完全にコブラ効果やん」って制度ある?個人的には、何かを評価する仕組みを作るときは「これ悪用するとしたらどうやる?」って必ず一回考えるべきやと思うわ。善意で作った制度ほど、抜け道を突かれた時のダメージがデカいから本当に怖い。

📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜

“An entirely predictable outcome.”

🔊 読み方: アン・エンタイアリー・プリディクタブル・アウトカム

🇯🇵 意味: まったく予想通りの結果だね。

💡 誰かが立てた計画や制度が案の定失敗したときに、皮肉やあきれを込めて使う表現。例えば友人が「夜更かししたら寝坊した」と言ったときに「An entirely predictable outcome.」と返すと「そりゃそうなるよ」というニュアンスになる。

🌍 他の言語では?

🇩🇪 ドイツ語: War ja klar. (ヴァー・ヤー・クラー)

→ 「だろうね」「言わんこっちゃない」という軽い皮肉を込めた日常表現で、友人同士の会話でよく使われる。

🇫🇷 フランス語: C'était couru d'avance. (セテ・クリュ・ダヴァンス)

→ 「最初から分かってた結果だ」という意味で、予想通りの失敗や展開にコメントするときの定番表現。

🇰🇷 韓国語: 이럴 줄 알았어. (イロル・チュル・アラッソ)

→ 「こうなると思ってた」と直訳でき、相手のドジや予想通りの失敗に対してよく使うカジュアルな反応。

🇪🇸 スペイン語: Era de esperar. (エラ・デ・エスペラール)

→ 「予想通りだね」という意味で、結果が驚きでもなんでもないときに肩をすくめながら言う日常表現。


※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned

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