イドリス・エルバって今でこそハリウッドの顔みたいな俳優やけど、実はロンドン出身のガチイギリス人なの知ってた? アメリカドラマ史上最高傑作とも言われる『THE WIRE/ザ・ワイヤー』のオーディションで、彼はわざわざ英国訛りを隠して「俺はアメリカ人です」って演じ切ってたらしいんよ。制作陣は「ボルチモアの物語だから、アメリカ人以外はお断り」ってガチガチのスタンスやったから、エルバも背に腹は代えられんかったんやろな。今日はその舞台裏の話题がTIL(今日知った)スレで盛り上がってたから紹介するで。
『THE WIRE/ザ・ワイヤー』の話を読むたびに、また観返したくなる。
原文を見る
Every time I read about The Wire I feel the need to watch it again.
✍️ 管理人: これめっちゃわかるわ、名作あるあるやな。『THE WIRE』は2002年から放送されて、犯罪ドラマの金字塔として今でも「歴代ドラマNo.1」的なランキングでよく名前が挙がる作品なんよ。日本だと『相棒』みたいに息長く語り継がれる系のドラマってポジションかもしれん。個人的にはボルチモアの街そのものが主役みたいな作りが好きで、何回観ても発見があるタイプの作品やと思うわ。
面白いのは、彼がイギリス人だと知っていると、『THE WIRE/ザ・ワイヤー』シーズン1では明らかに作り物のアメリカ訛りで演じているのが丸わかりなところ。その後のシーズンではだいぶ気にならなくなってたけど、最近10年以上ぶりに見返したら、序盤のエピソードでイギリス訛りが何度もポロッと出ていて驚いた。
原文を見る
The funny part about this is that if you’re aware of him being British, you can totally tell he is doing a fake American accent in season 1 of The Wire.
By the subsequent seasons it was far less noticeable, but I recently rewatched it for the first time in over a decade & I was surprised how many times his British accent slips out in those initial episodes.
✍️ 管理人: これぞ「知ってると見え方変わるやつ」やな。日本の役者でも方言役やってて素の関西弁がポロッと出る、みたいな現象と近いものがあると思うわ。ちなみにエルバは東ロンドン(ハックニー)出身で、あそこの訛りはコックニーに近いイギリス英語の中でもかなり特徴的なやつなんよ。演技力でカバーしきれてても、耳が良い人にはバレるって話、地味に面白い。
>高く評価された同シリーズの最初の3シーズンでこのキャラクターを演じたことで、エルバの俳優人生は一変した。俳優たちが激辛チキンに挑むFirst We Feastの人気番組『Hot Ones』最新回に出演した彼は、その役を勝ち取るためにどこまでやったのかを詳しく語った。なんとエルバは、「この役を演じられるくらいアメリカ人らしい」と証明するため、シリーズ制作者のデヴィッド・サイモンにイギリス訛りを隠していたという。「デヴィッド・サイモンはキャスティングディレクターのアレクサ・フォーゲルに、はっきりこう言ったんです。『いいか、これはボルチモアの物語だ。どの役にもアメリカ人以外は会わせないでくれ。私が描こうとしている物語を本当に理解できる人たちが必要なんだ』って。彼が現地の文化をどれほど丹念に観察していたかを考えれば、至極もっともな要求ですよね」と、エルバは司会のショーン・エヴァンスに説明した。エルバがフォーゲルのオーディションを受けると、彼女はその演技にたちまち魅了された。そしてプロデューサー陣による再オーディションに呼ばれた際、キャスティングディレクターから「イースト・ロンドン出身だということは隠すように」と言われた。で、実際うまくいった――4回目のオーディションまでは。そこでプロデューサー陣はエルバへの攻め方を変えた。たまたまアイルランド人だったプロデューサーの一人が、エルバに子ども時代の話をするよう求めると、彼の頭は真っ白になった。「まさに運命の分かれ目でした」とエルバはエヴァンスに語った。「両親から、嘘をつくな、相手の目を見て正直に話せ、と教わっていたからです。嘘をついたことはありますけど、僕の場合、うまくいったためしがないんですよ」。エルバはその場ですぐに観念して白状し、アイルランド人プロデューサーの勘が正しかったことを認めた。それでもサイモンは彼に感銘を受け、ストリンガー・ベル役にエルバを起用。その決断が、彼の俳優人生を永遠に変えることになった。
原文を見る
>Portraying the character across the acclaimed series’ first three seasons completely upended Elba’s career, and in the actor’s appearance on the latest episode of First We Feast’s *Hot Ones*, he detailed just how far he went to land the role: Elba says he hid his English accent from series creator David Simon to prove he was “American enough” for the part.
“David Simon specifically told Alexa Fogel, who was the casting director, ‘Listen, this is about Baltimore. I don’t want to see no non-Americans for any of these roles, I need people that can really relate the story I’m trying to tell here’—which is a very fair thing to ask for, considering how observant he is of the culture,” Elba explains to host Sean Evans.
When the actor auditioned for Fogel, who was immediately won over by his performance, he was told by the casting director to obscure the fact that he was from East London when he was called back to audition for the producers. Well, it worked—until the fourth audition, when the producers changed their tactic on the actor. One of the producers—who happened to be Irish—asked Elba to talk to him about his childhood, and the actor blanked.
“This was the moment of truth,” Elba explained to Evans, “because my parents told me not to lie—you’ve got to look someone in the eye and be honest. I have lied—it’s never worked out for me.”
Elba immediately broke down and confessed, confirming that the Irish producer’s hunch was correct. Nonetheless, Simon was impressed, and the creator thereafter awarded Elba the role of Stringer Bell and changed the actor’s life forever.
✍️ 管理人: 『Hot Ones』は激辛ソースを段階的に食べながらインタビューするYouTube発の人気番組で、辛さで役者の素が出るからこそ本音トークが引き出せるっていうフォーマットなんよ。アイルランド人プロデューサーが訛りを見破ったって下り、ガチで刑事ドラマの尋問シーンみたいで草。日本で例えるなら、方言指導の先生にオーディション中に地元トークを振られてボロが出るようなもんかな。個人的にはこのエピソード、嘘をつききれない誠実さがそのままストリンガー・ベルの複雑な魅力に繋がった気がして好きやわ。
ストリンガー・ベルは本当に素晴らしいキャラクターだった。あの役は彼以外考えられない。
原文を見る
Stringer bell was fantastic character. Hard to imagine anyone else in that role.
✍️ 管理人: それな、他の誰かが演じてたバージョンが想像できんレベルの当たり役やな。ストリンガー・ベルはギャングのボスやけど経営学の勉強もしてるインテリ枠っていう、いい意味でギャップがあるキャラなんよ。日本のヤクザ映画やと若頭が経営者っぽく振る舞うキャラって割と定番やけど、あそこまで知性と暴力性を同居させて説得力出せる役者はそういないと思うわ。
演技してるだけ!
原文を見る
ActING!
✍️ 管理人: 身も蓋もないツッコミで草。でもこれこそが「役者」って仕事の本質なんよな、訛りも国籍も演技力でどうにかしてしまうっていう。日本でも外国人役を日本人俳優が違和感なく演じたりする例あるし、逆にネイティブでも下手な演技より、非ネイティブの上手い演技の方が説得力あることってあるあるやと思うわ。
(ジフ画像を貼るだけのコメント)
原文を見る

✍️ 管理人: 海外のスレって最後こういう「言葉より雰囲気で語る」系のコメントで締まること多いんよな。Redditだとgiphy貼るの、日本の掲示板でいうAA(アスキーアート)貼って場を和ませるノリに近い気がするわ。内容分からんくても「みんな盛り上がってるんやな」感が伝わってくるの、地味に好きなオチやで。
💭 管理人の感想
今回のTILは、名優イドリス・エルバが大ブレイク前に「訛りを隠してアメリカ人のフリをする」っていうガチの演技勝負をしてたって話やったな。制作陣が「ボルチモアの物語やからアメリカ人以外お断り」ってこだわり抜いてたのも、リアリティ重視の『THE WIRE』らしいエピソードやと思う。日本だと方言指導はよく聞くけど、国籍そのものを演技で偽装してオーディション突破するって話はなかなか聞かへんし、キャスティングの厳しさの文化差を感じるわ。しかも4回もオーディション受けて、最後は同じ移民ルーツのアイルランド人プロデューサーに見破られるっていう展開、まるで刑事ドラマのオチみたいでよくできすぎてる。俳優が役のために出自を偽るって話、実は他にもあって、例えばアメリカ人俳優がイギリス訛りを完璧に習得してイギリス人役を演じる逆パターンも普通にあるんよな。今回の件で改めて「訛りを完璧に消せる/作れる」ってスキルの凄さを実感したわ、日本の俳優で言うと関西弁ネイティブが標準語だけで会話する難しさに近いんかもしれん。みんなは映画・ドラマで「実は出身と全然違う設定演じてた」って知って驚いた俳優いる? コメントで教えてくれや。
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: die Stunde der Wahrheit (ディー・シュトゥンデ・デア・ヴァールハイト)
→ 直訳は『真実の時間』だが、ドイツ語では『Moment』より『Stunde』を使うのが自然で、英語と同じくビジネスやスポーツの決定的局面でも使われる。
🇫🇷 フランス語: le moment de vérité (ル・モモン・ドゥ・ヴェリテ)
→ 英語とほぼ同じ形でそのまま通じる定番表現で、日常会話でもニュースでも頻繁に使われる。
🇰🇷 韓国語: 진실의 순간 (チンシレ スンガン)
→ 英語由来の表現がそのまま定着しており、面接や告白など『ごまかしが効かない場面』で自然に使われる。
🇪🇸 スペイン語: la hora de la verdad (ラ・オラ・デ・ラ・ベルダ)
→ 元々は闘牛用語で、スペイン語では『momento』より『hora』を使うのが最も自然で口語的。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“the moment of truth”
🔊 読み方: ザ・モーメント・オブ・トゥルース
🇯🇵 意味: 物事の真価や結果、成否がついに明らかになる決定的瞬間(正念場)
💡 試験の結果発表、勝負の行方が決まる瞬間、隠していた事実が判明する瞬間など、緊張感を伴う『いよいよ答えが出るとき』全般に使える汎用表現。Elbaが英国訛りを隠していたことが明らかになった場面のように、真実が判明する決定的瞬間を表すのにも使える。


コメント