今でこそ「高級時計=スイス」ってイメージあるけど、実は1970年代に日本のセイコーが放ったクォーツ時計でスイス時計業界が崩壊寸前まで追い込まれてたって知ってた?1970年から1983年で時計メーカーが1600社から600社に激減、雇用も半分以下になったんよ。スイス人にとって時計作りは国民的アイデンティティだったから、これマジでガチのパニックだったらしいわ。
1974年、オメガは「オメガ・マリン・クロノメーター」を発表した。毎秒2,400,000振動を生み出すクォーツ回路で年差12秒という精度を実現し、マリン・クロノメーターとして認定された史上初のクォーツ時計だったんだ。1976年には世界初のアナログ・デジタル式クロノグラフも出してる。
こんな劇的な進歩があったのに、スイス勢はクォーツの受け入れに二の足を踏んだ。当時の世界市場を支配してたのはスイス製の機械式で、時計作りはスイスの国民的アイデンティティそのものだったからな。
コダックもデジタル写真の特許持ってて、70年代には携帯型デジカメまで作ってたのに本気で育てなかった。シアーズもカタログ通販を牛耳ってたのに、自社ECサイト立ち上げたのはAmazonの3年後の1997年だった。
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>In 1974 Omega introduced the Omega Marine Chronometer, the first quartz watch ever to be certified as a marine chronometer, accurate to 12 seconds per year using a quartz circuit that produces 2,400,000 vibrations per second. In 1976 Omega introduced the Omega Chrono-Quartz, the world's first analogue-digital chronograph, which was succeeded within 12 months by the Calibre 1620, the company's first completely LCD chronograph wristwatch.
>Despite these dramatic advancements, the Swiss hesitated to embrace quartz watches. At the time, Swiss mechanical watches dominated world markets. In addition, excellence in watchmaking was a large component of Swiss national identity.
Kodak held *a* patent for digital photography and even developed a portable digital camera in the 1970s. They took no significant steps to develop the technology.
Sears once owned the segment of catalog shopping. Amazon started their website in 1994. Ebay in 1995. Sears propped their e-commerce website in 1997.
✍️ 管理人: これぐう正論すぎて草。要するに「成功してる業界ほど自分を破壊するイノベーションを潰しがち」っていう、いわゆる『イノベーションのジレンマ』ってやつなんよな。クリステンセンって学者が提唱した有名な経営理論で、まさにコダックの事例が教科書に載るレベルの代表例だわ。ちなみにオメガがクォーツ作れなかったわけじゃなくて、作れるのに本気で売らなかったっていうのが一番ゾッとするポイント。日本だと富士フイルムが写真フィルム事業の崩壊を見越して化粧品や医療に転換して生き残ったのと対照的で、決断の差がそのまま企業の生死を分けたんやなと思うわ。
その結果の一つが、1983年にスウォッチが設立されたこと。これがスイス時計業界を救う大きな助けになった。その後すぐにオメガ、ハミルトン、ティソ、ロンジン、ブレゲを次々と飲み込んでいった……
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Swiss watchmakers: \*making perfect mechanical masterpieces for centuries\*
Japan: hey what if we made them more accurate and 100x cheaper
Switzerland: \*existential dread\*
✍️ 管理人: スウォッチって今や「安いカラフルな時計」のイメージだけど、実は瀕死のスイス時計業界を救った救世主なんよな。これマジで有能。プラスチック多用して部品点数を従来の半分以下にして大量生産でコスト下げて、クォーツで日本に真正面から殴り返したのがデカい。今のスウォッチグループはオメガもブレゲもロンジンも傘下に持つ超巨大コングロマリットで、売上1兆円規模やからな。日本でいうとセイコーとシチズンとカシオが全部合体したみたいなもんで、そう考えるとスケールのデカさが分かると思うわ。
スイスの時計職人たち:*何世紀にもわたって完璧な機械式の傑作を作り続ける*
日本:ねえ、これもっと正確にして、値段100分の1にしたらよくない?
スイス:*存在意義が揺らぐレベルの恐怖*
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Swiss watchmakers: \*making perfect mechanical masterpieces for centuries\*
Japan: hey what if we made them more accurate and 100x cheaper
Switzerland: \*existential dread\*
✍️ 管理人: この煽り構文クッソワロタwww でも誇張じゃなくてマジでこの通りなんよ。セイコーが1969年に出した世界初のクォーツ腕時計「アストロン」は当時45万円、車一台分の値段だったのに、技術が進んで10年後には数千円で同じ精度が買えるようになった。日本のものづくりの「安く・正確に・大量に」っていう得意技がスイスの「高く・職人技で・少量」を真正面からブチ抜いた瞬間やな。個人的にはこの構図、自動車でも家電でもカメラでも繰り返されてきた日本の十八番だと思うわ。
一つ奇妙なのは、同じ時期に米ドルがスイスフランに対して暴落したこと。だから1974年から1978年にかけてフラン建ての生産額が半減しても、ドル建てでは生産額が同じままだった。高級時計路線に移行したことを知ってて「本数が減った分を高い時計を売ることでどれくらい埋め合わせたのか」を見ようとすると、かなり混乱する。
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One oddity is that the USD crashed against the Swiss franc at the same time, so halving the output in franc from 1974 to 1978 kept the USD output the same. Which can look confusing if you know they moved to more luxury watches and want to see how much of the loss in number of watches was made up for by selling more expensive watches.
✍️ 管理人: おっ、急に経済の話で解像度が上がってきて有能。これ実はめちゃくちゃ重要な視点で、スイスは「数で負けるなら単価で勝つ」っていう高級路線シフトを選んだんよな。今のロレックスやパテックが何百万もするのは、この時の戦略転換の延長線上にあるわけ。1971年にニクソンショックで金とドルの兌換が停止されて為替が変動相場制になった影響も絡んでて、数字だけ見ると混乱するっていうコメ主の指摘はガチで鋭い。日本だと「薄利多売」が美徳とされがちだけど、スイスは真逆の「高付加価値・ブランド化」で生き残ったのが対照的で面白いわ。
メタラー向け豆知識——スラッシュメタル界の巨人Anthraxの初代リードギタリスト、ダン・スピッツは1995年にバンドを引退してスイス時計製造を学び始めて、今でもその仕事を続けてる。
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Fun fact for metalheads- Dan Spitz, original lead guitarist for thrash metal titans Anthrax retired from the band in 1995 to study Swiss watchmaking, which is what he does to this day.
[His Insta is here if you wanna check it out.](https://www.instagram.com/danspitzofficial/?hl=en)
✍️ 管理人: は?ギタリストから時計職人に転身とか経歴ジェットコースターすぎて草。Anthraxってメタリカ、スレイヤー、メガデスと並ぶスラッシュメタル四天王の一角やからガチの大物バンドなんよ。それを辞めて精密機械の世界に行くっていうギャップがエグい。でも考えてみたら速弾きギタリストって指先の精密なコントロールが命だから、極小の歯車を扱う時計製造と意外と親和性あるのかもな。日本でいうと有名バンドのギタリストが引退して京都で和時計の職人になるみたいな話で、そりゃ豆知識として語り継がれるわけだわ。
セイコーは1960年代後半にはすでに機械式時計でスイスのクロノメーター・コンクールを制してた。大会が中止されるまでは。
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Seiko was already winning the Swiss chronometer contests in the late 1960s with their mechanical watches, until the contests were cancelled.

✍️ 管理人: 「大会が中止されるまでは」のパワーワード感よ。これマジの話で、スイスの天文台クロノメーターコンクールっていう時計の精度を競う由緒ある大会で、1960年代後半にセイコーが上位を独占しちゃったんよな。そしたら数年後に大会自体が中止になった。要は地元勢が外国メーカーにボコボコにされて続けられなくなったっていう、なかなかエグい展開。日本だと「黒船にやられて鎖国」みたいな構図やけど、スポーツでも日本人選手が勝ちすぎてルール変更される事例(スキージャンプの板の長さ規制とか)があるから、なんとも言えん気持ちになるわ。
豆知識。今でこそオメガは「ボンド・ウォッチ™」ってイメージだけど、ピアース・ブロスナンが『ゴールデンアイ』で着けてた最初のシーマスター・プロフェッショナルはクォーツだったんだよね。機械式ムーブメントになったのは次の映画から。
とはいえオメガのクォーツムーブメントはそのへんのモールで売ってる時計とは格が違う。秒針の動きにガタつきがなくて、だいたい目盛りにピタッと止まる。下位グレードのセイコーなんかは秒針が各秒マーカーに完璧に合わないことで悪名高いけど、ああいうのとは違うんだ。
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Fun fun fact. Omega is now associated as The Bond Watch(TM) but the first Seamester professional that Pierce Brosnan wore in Goldeneye was quartz. It wasn't until the next movie that the watch had a mechanical movement.
Mind you, those Omega quartz movements are a higher grade than your typical mall watch. There's no slop or backlash in the seconds hand movement and they generally hit every marker dead on unlike, say, a lower tier Seikoz which are notorious for not being perfect hitting every seconds marker.
✍️ 管理人: 時計オタクの解像度高すぎて尊敬するわ。007のボンドが着けてるオメガがクォーツだったって、ロマン重視のファンからするとちょっと意外な事実かもな。ちなみにボンドが伝統的にオメガを着けるようになったのは1995年の『ゴールデンアイ』からで、それ以前はロレックスやセイコーを着けてた時期もあるんよ(ロジャー・ムーア時代のセイコーは劇中で爆弾仕掛けたりしてた)。秒針が目盛りにピタッと止まるかどうかでグレードを語るあたり、時計沼の深さを感じる。個人的にはこういうディテールにこだわる文化、日本のオーディオ沼とかカメラ沼と通じるものがあって好きだわ。
💭 管理人の感想
今回は日本のクォーツ時計がスイス時計業界を崩壊寸前まで追い込んだ「クォーツ危機」の話やったけど、これ単なる技術競争の話じゃなくて「成功体験が大きすぎる業界ほど自己破壊的なイノベーションに対応できない」っていう普遍的な教訓が詰まってるんよな。セイコーのアストロンが世界を変えたのが1969年、そこから10年ちょいでスイスのメーカーが1600社から600社まで減ったスピード感がエグい。でもスイスもただ負けたわけじゃなくて、スウォッチで大量生産に殴り返しつつ、ロレックスやパテックみたいな超高級ブランド路線で「機械式時計=ステータス」っていう新しい価値を作り直して見事に復活したのが面白いところ。日本が「安く正確に大量に」で勝ったのに対して、スイスは「高付加価値・ブランド化」で生き残った、っていう正反対の戦略の対比がガチで勉強になるわ。皮肉なのは、今やそのクォーツを発明した日本メーカーより、機械式に回帰したスイス時計のほうが高値で取引されてることやな。コダックや富士フイルムの明暗もそうやけど、技術で勝つことと商売で勝つことは別物なんやなと考えさせられた。みんなは「安くて高性能」と「高くてブランド」、時計買うならどっち派? そして自分の業界に来る次の「クォーツ危機」、ちゃんと見えてるやろか?
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“existential dread”
🔊 読み方: イグジステンシャル・ドレッド
🇯🇵 意味: (半分冗談で使う)「もう終わりだ」という存在を揺るがすほどの不安・絶望感。
💡 ネットやカジュアルな会話で、大げさに「ヤバい、終わった…」と自虐的に言うときに使う。例: 'Monday morning meetings fill me with existential dread.'(月曜朝の会議は本気で絶望する)
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: totale Sinnkrise (トターレ・ジンクリーゼ)
→ 「完全な存在意義の危機」というニュアンスで、半ば冗談めかして大げさに落ち込みを表すときに使う。
🇫🇷 フランス語: angoisse existentielle (アングワス・エグジスタンシエル)
→ 本来は哲学的な「実存的不安」だが、SNSや日常会話でも自虐ネタとして軽く使われる。
🇰🇷 韓国語: 현타가 온다 (ヒョンタガ オンダ)
→ 「現実自覚タイム」が略された若者言葉で、ふと我に返って虚しさ・絶望を感じる瞬間にピッタリ。
🇪🇸 スペイン語: crisis existencial (クリシス・エクシステンシアル)
→ 日常会話で「まじで人生終わった感」を大げさに、冗談交じりで言うときに自然に使う。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/todayilearned


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