あのアレック・ボールドウィン主演の映画『Rust』の撮影現場で起きた死亡事故、覚えてる? 2021年に撮影監督が亡くなった件で、「CGがあるのになんで本物の銃を現場に置くんだよ」という疑問がRedditのr/NoStupidQuestionsで話題になってたんだわ。日本だと銃刀法が厳しいから、時代劇や刑事ドラマはモデルガンやエアガンを使うのが基本なんよ。だから海外の「本物の銃に空砲を入れて撮る」という発想がまずピンとこない人も多いはず。そこで海外ニキたちの答えを見てみたら、コストとリアリティの話が出てきて意外と奥が深かったわ。
📝 スレ主
原文を見る(英語)
Ever since that accidental shooting on the Alec Baldwin film a while ago (I’ve forgotten the name), I’ve wondered why there is ever a need for real guns and live ammo on a film set. Especially with modern cgi capabilities.
本物の銃に空砲を使う方が、単純に安上がりだしメリットもあるんだわ。まず銃の重さも発砲音もリアルだから、俳優のリアクションがより本物になる。それに空砲は数ドルで済むけど、ポスプロで銃声を一つ一つ合成するとなると何時間もかかって、その分コストが跳ね上がる。
まあ、誰かを殺したり怪我させたりしなければ、の話だけどね
原文を見る
Real guns with blanks are simply cheaper and come with benefits. For one the weight of the gun and the SOUND of the bang is all real, so the actors react to them more sincerely . And blanks cost dollars as opposed to paying post production companies to spend hours on gunshots.
Well, cheaper as long as you don’t kill or injure someone
✍️ 管理人: 最後の一文で急に真顔になるの、ぐう正論すぎて草も生えないわ。空砲って1発数ドル(日本円で数百円くらい)の世界らしくて、銃声を後から全部合成する手間と比べたら確かに安いんよな。日本だとモデルガンにキャップ火薬を仕込んで音と火花を出すのが昔からの定番で、本物の火薬を使うって意味では発想は近いのかもしれん。ちなみに空砲でも至近距離なら危険で、1984年にはドラマの撮影中に俳優が空砲で亡くなった事故もあったと聞いたことがある。個人的には「安い・リアル」と「安全」は別問題だと思うわ。
空砲を使うのはめちゃくちゃ理にかなってる。動きも反動も本物だし。
なんで実弾を入れてたのかはマジで謎。全く意味がわからん。
原文を見る
Blanks make a lot of sense as the motion/recoil is real.
Why you would ever have real rounds is a mystery though. It makes no sense.
✍️ 管理人: それなー、論点はそこなんよな。「本物の銃を使うな」じゃなくて「なんで実弾が混ざってたんだ」が本来の問題なんだわ。『Rust』の件は、武器係(アーマラー)が過失致死罪で有罪になってて、安全管理がズタズタだったと報じられたんよ。ハリウッドには本来、実弾を現場に持ち込まない、銃を渡す前に必ず確認するっていう安全ルールがあるはずなんだけどな。日本の撮影現場でも「確認は基本中の基本」って言うけど、人間のチェックってどうしても抜けが出るのが怖いところだわ。
本物の銃使った方が小道具作るより安く済むことあるんだよな。たまに実弾が入ってるのは基本ミス、つまり誰かが確認サボっただけ。
原文を見る
Using real guns can be cheaper then building props. Them occasionally being loaded tends fo be error as in somebody didn't check.
✍️ 管理人: 「本物の方が安い」って、日本人の感覚だと意味不明だよな。日本は銃の所持が厳しく規制されてるから、そもそも本物を借りる選択肢がほぼないわ。アメリカだと銃の貸し出しを専門にする映画用の会社があって、小道具として手配できるんだと。文化背景が全然違うから、同じ「映画の銃」でもこうも話が変わるのが面白いところ。個人的には、安さで選んだ結果の事故だったらやりきれないと思うけどな。
本物の銃には、予算の潤沢な映画でもちゃんとやらないとめちゃくちゃ違和感が出る特徴がいくつかある:
1. 本物の銃には重みがある — 役者がそれを演じるのは難しい
2. 本物の銃のマズルフラッシュは発射のたびに微妙に違うし、CGで再現するのは至難の業
3. 本物の銃はスライドが後退して空の薬莢を排出する(これもCGや模型じゃ再現がむずい)
4. 最後に、銃には反動がある — これまた誤魔化しづらい
安全に本物の銃を使って撮影された映画なんて山ほどある。あのボルドウィンの映画セットで起きたのは明らかな犯罪レベルの過失だよ。映画によっては、本物の銃を使うリスクに見合わないってのは同意。でも別の映画じゃ、模型銃だと観客から見てもバレバレでめちゃくちゃ浮く。『ヒート』の銀行強盗シーン、『プライベート・ライアン』のオマハ・ビーチ、『コラテラル』のトム・クルーズのシーンなんて、本物の銃なしで成立するとは思えない。
『ジョン・ウィック』にはリアルなシーンもあるけど、キアヌがこの映画のために狂った訓練をしてるからね。でも、ジョン・ウィックの[このシーン](https://www.youtube.com/watch?v=YrrpjsAKp7k)を見てみろよ。銃がマジでふざけてるレベルでダサい。明らかに模型銃にCGでマズルフラッシュ付けて、反動なし。まあ同時に、この映画はそこまでリアルさを求めてないというか、ただの痛快なバカエンタメだからそこまで問題じゃないけどね。でもこれを戦争映画のシーンでやったら、リアリティとか完全に吹き飛ぶわ。
映画じゃ本物の爆発も使うし、スタントマンにヤバいスタントをやらせるし、カーチェイスには実車を使う。だったらなんで危ないことするの?って話になるけど、銃以外のシーンの撮影でスタントマンが亡くなったことだってあるのに、「もうスタント禁止」なんて誰も言わないじゃん。本物でやるのはアートなんだよ。安全規制がちゃんとあって、現場も安全を第一に考えてる限り(大多数のメジャー作品はそうしてる)、その価値はあると思う。
原文を見る
Real guns have a couple features that can look really bad in a high budget film if not done properly:
1. A real gun has weight to it – difficult for an actor to pretend
2. Real guns have muzzle flashes that are different between shots and hard to replicate with CG
3. A real gun's slide racks backwards and ejects empty shells (also difficult to replicate with CG or fake guns)
4. Lastly, guns have a kick to them – also hard to fake
There are thousands of movies made with real guns that are done safely. What happened on that Baldwin movie set was criminal negligence. For some movies, I agree using a real gun is probably not worth the effort. But for other movies – fake guns are super awkward and easy to catch from an audience perspective. I can't imagine the bank robbery in Heat, Omaha Beach in Saving Private Ryan, Tom Cruise in Collateral scenes working without the use of real guns.
John Wick has some realistic scenes cause Keanu did some wild training for this movie, but look at [this scene](https://www.youtube.com/watch?v=YrrpjsAKp7k) from John Wick. The guns just look so ridiculous and dumb here – very clear fake guns with CG used for the muzzle, no recoil etc. But at the same time, this movie doesn't really need it as much cause it's just a fun dumb romp. But you do that for a war scene in a movie and it can really remove you from any sense of reality.
Movies use real explosions too, stunt doubles to do crazy stunts, cars for car chases – why do anything that is unsafe? Stunt people have died filming scenes that didn't involve guns but we don't say "no more stunts allowed". Doing things for real is art – and I think it's worth it as long as it's regulated and sets do so with safety in mind (which the majority of major films do).
✍️ 管理人: これは長文だけど、スレの結論を一人で言い切ってて有能だったわ。『ヒート』の銀行強盗後の市街戦は、銃声の迫力が映画史に残るレベルって言われてるんよな。あの重低音は撮影で本物の音を拾ったのが効いてるとも言われてる。日本だと『アウトレイジ』みたいな作品でも基本は発砲エフェクトで見せてて、それはそれで味があると思う。ただ、確かに戦争映画でフワッとした発砲シーンを見せられたら一気に冷めるわな。個人的には「リスクをゼロにできないなら本物は使うな」派と「ちゃんと管理すれば使っていい」派の中間くらいだわ。
『ロード・オブ・ウォー』で、ニコラス・ケイジが天井まで機関銃の山に埋もれた倉庫にいるシーンがあったよな。
実は本物を調達する方が、あれだけの数の偽物を用意するより**ずっと**安かったんだと。
原文を見る
There was a scene in Lord of War where Nicholas Cage was in a warehouse stacked floor to ceiling with machine guns of various sorts.
The fact is the real deal was *considerably* cheaper than getting that many fakes.
✍️ 管理人: ファーwww 偽物を作るより本物を借りる方が安いって、映画の裏側がもう規格外なんよな。『ロード・オブ・ウォー』は2005年公開の武器商人の映画で、実在の武器商人をモデルにしてるって話もある。あの武器の山のシーン、迫力があったのはそういう理由かと納得したわ。日本の撮影だと、小道具の銃をスタッフが一つずつ作ったり借りたりする必要があって、数を揃えるのは大変なはず。ちなみにこの「らしい」はコメント主の話なので、実際のコストは作品ごとに違うと思うで。
俳優は反動を演じるのがヘタだし、発泡スチロールみたいな小道具をめっちゃ重そうに扱うのも苦手。あと、メインキャラじゃないときはアニメーターがCGのマズルフラッシュを描いてくれないことがあるから、サイドキックが「バンバン!」って動いてるのに何も起きてない謎の状態になる。
クローズアップ用のプロップガンは本物の銃と値段が変わらないくらい高い。少なくとも『スターゲイト』【訳注: 1990年代〜2000年代のSFドラマシリーズ】みたいな番組ではそうだったらしい。シーンに合わせて、ソフトな小道具、ハードな小道具、本物の銃に空砲、全部同じ番組で使い分けてたらしい。
原文を見る
Actors are bad at pretending to feel recoil, or treating foam objects like they are heavy. Also Animators don't always animate the cgi muzzle flash if your character isn't the center focus, so the side kick often goes through motions of shooting with nothing happening.
Prop guns suitable for close ups are close to the cost of the actual guns, or at least that was the case on shows like Stargate. They used soft props, hard props, and blanks in real guns all on the same show, depending of the type of scene they were shooting.
✍️ 管理人: サイドキックが「バンバン!」って動いてるのに何も起きてない図、想像しただけで草。日本の特撮でも、昔は発砲エフェクトを後から手描きで合成してた時代があって、位置がズレると笑われがちだったんよな。プロップガンが本物並みに高いのは意外で、精巧な小道具ほど職人の手作りだから単価が上がるんだと思う。『スターゲイト』は長く続いたシリーズで、シーンごとにソフト、ハード、本物と使い分けてたって話がリアルで面白いわ。個人的にはこの話が一番「映画って全部工夫と妥協の産物なんだな」って実感できたわ。
💭 管理人の感想
今回のスレの本質は、「CGがあるのになぜ本物の銃を使うのか」の裏に、コストと反動・重さ・発砲音のリアルさという、CGでは埋めにくい差があるってことだったわ。空砲は1発数ドルで済むし、俳優の動きもカメラ映りも自然になるから、ハリウッドでは今も現役の手段なんよな。ただ、問題は本物を使うこと自体より、実弾が混ざるような安全管理の甘さにあるっていう意見が多かったのが印象的だった。日本は銃刀法でそもそも本物を使えないから、モデルガンやエアガンに後から効果を足す、あるいはCGで見せる作り方が主流なんだよな。どっちが優れてるって話じゃなくて、法律や文化の違いが作り方の違いになってるのが面白いところだわ。ボールドウィンの事故は2021年の話だけど、あれ以来ハリウッドでも「本物は使わず、現場ではデジタルで処理する」という流れが強まってる、という話は前にもほかのスレで見かけたわ。スタントや爆発と同じで、危険を完全にゼロにはできないからこそ、ルールと確認作業をどれだけ徹底できるかが大事なんよな。ワイとしては、迫力のある映画は見たいけど、誰かの命と引き換えなんてのは絶対にごめんだと思うわ。みんなはどう思う? 「リアルな銃撃戦のためなら本物もアリ」派と「安全第一でCGでいい」派、どっちだわ?
📖 この記事のチャンク〜英語フレーズを覚えよう〜
“the real deal”
🔊 読み方: ザ・リアル・ディール
🇯🇵 意味: 偽物や代用品ではない本物。見せかけではなく本当に価値や実力があるもの。
💡 本物だと感心したときや、偽物と区別したいときに使います。例: "I tried the ramen in Tokyo, and it's the real deal."(東京のラーメンを食べたけど、あれは本物だよ)
🌍 他の言語では?
🇩🇪 ドイツ語: das Original (ダス・オリギナール)
→ 「本物・本家」と言うときの定番で、コピーや代用品と対比して使う。
🇫🇷 フランス語: le vrai de vrai (ル・ヴレ・ドゥ・ヴレ)
→ 「正真正銘の本物」という強調のくだけた言い方で、人にも物にも使う。
🇰🇷 韓国語: 진짜배기 (チンチャベギ)
→ 偽物ではない「本物」を指す口語。物にも人にも使え、感心するときにも言う。
🇪🇸 スペイン語: lo auténtico (ロ・アウテンティコ)
→ 「本物」を指す日常的な言い方。くだけた場面では "el de verdad" とも言う。
※翻訳は意訳を含みます。正確な表現は原文リンクからご確認ください。
※引用元: r/NoStupidQuestions


コメント