カナダの連邦政府が2011年に「年間7000万ドル節約できるぜ!」って鼻息荒く導入した給与管理システム「フェニックス」。名前はカッコいいのに、中身はまさに大炎上だった。旧システムから移行したはずが、公務員への給与が正しく支払われない事態が続出して、最終的な損失は51億ドル以上。当初の節約目標の70倍以上を溶かすっていう、政府IT史上に残るレベルの大惨事になった。Redditでは世界中から「うちの国も同じことやらかしてるわ…」って報告が相次いでて、もはや大型システム導入の失敗は世界共通の持病みたいになってる。
オーストラリアにも似たようなことがあったんだけど、規模は少し小さめだね。Wikipediaからの引用だけど「2010年のクイーンズランド州保健省給与システム(IBM実装)は老朽化したシステムを置き換えるために設計されたものだが、大失敗に終わった。数千人の職員に対して広範な給与の過不足が発生してしまった。オーストラリアの公務管理上の失敗の中でもワーストクラスとして引き合いに出されることが多く、最終的に修復に13億豪ドル以上の費用がかかり、当初の契約額619万ドルを大幅に超過してしまった」
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Australia also had the type of thing, though a bit smaller. Straight from Wikipedia ” The 2010 Queensland Health payroll implementation by IBM, designed to replace an aging system, was a massive failure, causing widespread underpayments and overpayments for thousands of staff. Often cited as one of Australia’s worst public administration failures, it ultimately cost over AU$1.25 billion to remediate, significantly exceeding the original $6.19 million contract”
✍️ 管理人: 619万ドルの契約が13億豪ドルって、約200倍に膨れ上がってるんだけど。しかもこれIBMが担当してこの結果。日本でも「特別定額給付金」のオンライン申請システムが自治体の処理能力を超えて結局手作業に逆戻りした話があったけど、政府×ITの相性の悪さは万国共通なんだな。
今でも20万人以上のカナダ公務員の給与支払いに使われてるシステムなのに、いまだにヤバい問題が山積みだわ。
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It’s still the system used to pay 200k+ Canadian public servants, and it still has major issues.
✍️ 管理人: 2011年導入で2026年の今もまだ問題抱えてるって、15年間ずっと燃え続けてるってこと。しかも代替システムもまだ完成してないらしい。「壊れてるけど他にないから使い続ける」って、日本の自治体でいまだにCOBOLで動いてるシステムと同じ匂いがする。レガシーシステムの呪いは国境を越えるね。
💭 管理人のまとめ
カナダのフェニックス、オーストラリアのクイーンズランド…巨大な給与システムの刷新って、世界中でことごとく失敗してるのが怖いよね。共通してるのは「旧システムが古すぎるから一気に変えよう」っていう発想自体が地雷だってこと。日本も他人事じゃなくて、マイナンバーと健康保険証の紐づけで別人の情報が登録されてた問題とか、みずほ銀行のシステム統合で何度も大規模障害が起きた話とか、根っこは全部同じ。「大規模システム移行は必ず炎上する」ってもはや自然法則みたいなもんかもしれない。特にヤバいのが、失敗しても後戻りできないってところ。旧システムはもう解体済み、新システムはバグだらけ、でも20万人の給料は毎月払わなきゃいけない。この「引き返せない地獄」に一番苦しむのは、システムを作った偉い人じゃなくて、給料がちゃんと振り込まれない現場の公務員なんだよな。みんなの職場にも「なんでこんなシステム使ってるの?」ってやつ、あるんじゃない?


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